2024年9月5日発売「ヤングジャンプNo.40」で『【推しの子】』本編の最新159話「共振」が掲載・更新されています。
前回感想記事はこちら。
また、150話を受けて重曹とアクアの関係性の変遷の整理や今後の展開の考察を少しだけした記事を作成しています。こちらも気になる方は是非。
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私は重曹推しです。
記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。
それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
※約3年ほど前の記事になります。
なので、以下に含まれる感想の内容にも『【推しの子】』の恋愛要素(特にアクかな)に焦点を当てた内容が多くなります。上記内容が苦手な人、宗派が合わない人はブラウザバックしていただければ幸いです。
最新15巻が2024年7月に発売しています。
表紙はあかねと重曹。
159話「共振」感想と考察
ニノの犯行への対応策
さて、結論から言う。前回感想記事にて記述した「あかねがニノの動向を追っており、ルビーに変装している」という考察。この考察に関しては、見事当たっていた。
Ⓒ 集英社 2024
赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』159話 より
あかねの策は、ニノの行動を予測した上でのピンポイントでの自宅待機である。しかし、壱護を含む苺プロ関係者を待機させての変装であった。そのため、ニノが握る包丁はあかねが着ている防刃ベストに阻まれ、壱護によって取り押さえられる。
こうして、ニノによる犯行は防がれた。
共振と狂信
サブタイトル「共振」。これは恐らく、B小町の卒業ライブによる盛り上がり(アイドル編の物語の最高潮)と復讐編(アイの死から始まったアクアの物語の最高潮)が最新159話で描かれるためであると考える。
しかし、このサブタイトルは恐らくダブルミーニングである。「共振」ではなく「狂信」。つまりは、ニノや菅野良介といったアイに関わる事件に絡んでいる人物の様子である。
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赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』159話 より
拘束されたニノから語られる内容は正しく狂信者そのものである。アイは永遠に完璧なアイドルでなければいけない。その言葉はアイを神格化していることが窺える。そしてその発端こそがカミキヒカルなのであろう。
アクアとカミキの邂逅(再)
そして、ニノの発言によって、カミキは未だ改心というものをしていないことが判明する。前々回感想記事にて、カミキがまだ改心していない可能性を考察し、前回感想記事でカミキからニノに電話があったことからその考察を否定した。
しかし、ここに来ての大どんでん返し。やはり、私の最初の考察は間違っていなかったらしい。となれば、ここからアクアの復讐は本当の意味で結末を迎えることになる。映画の公開によってカミキは社会的制裁を受けることはほぼ確定である。しかし、以前から考察している通り、それに加えて法的制裁を受ける状況も見えてきた。ニノが拘束されたことによって、その発言内容次第ではカミキは殺人教唆が確定する。そうでなくても、過去の犯罪・犯行が暴かれるであろう。
なにはともあれ、カミキはやはりラスボス的立ち位置のようだ。となれば、最終展開としてアクアがカミキと相対するのも当然と言える。あかねはニノの犯行に対して策を用意していた。となれば、アクアがカミキに対してどのような策を準備しているか。次回の展開を待ちたい。
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赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』159話 より
重曹の卒業ライブの扱い
本当に一つだけ物申したい。
重曹のライブについてだ。
重曹の卒業ライブのシーンが4Pにダイジェストとして凝縮されてしまっている。これは誠に遺憾である。兼ねてよりこのようなことがあり得ることは、私としても想定していたし、一部SNS等でもその可能性は予想されていた気がする。とは言え、普通にショックである。そこ飛ばすんかーい。
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赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』159話 より
仮にもアイドルとしてのファストステージで重曹はアクアに対して「推しの子」宣言をした。となれば、卒業ライブはその回答となる、重曹とアクアにとって重要な展開になるはずと想定していた。しかし、重曹の登場は6コマ。台詞もない。挙句の果てに、アクアはライブ中にカミキと復讐関係であれこれしているのである。アクアも見ていないんかーい。
これに関しては、物語の展開上仕方ないのかもしれない。そうではあっても、一読者の希望として、重曹の卒業ライブの詳細やそのアクアの反応についてはどこか別の機会に描いていただきたいものである。アクアだって生粋のB小町オタクである。仮にアイの復讐真っ只中でリアルタイムで見れなかったとしても、後にアーカイブ視聴するに違いないのだ。
そんな風に物語の中でも大きな意味を持つと思っていた推しの大一番の見せ場が数ページダイジェスト。正直、どうにかならんかったのかという想いは無くならない。
今週の重曹ちゃん
ダイジェスト扱いとは言え、メンゴ先生の気合はしっかり入っているに違いない。B小町のライブ風景はマジで良い。3人で肩組んでいるのもそうだし、重曹が目に涙を浮かべているのもそうだし、MEMも泣いているのもそうである。
最高だからこそ、しっかり描いてくれないかしら。上述した内容のコピーになってしまうので、簡潔にまとめるが、B小町ライブを別の機会に描いてほしい。切実に。
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赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』159話 より
次回更新は
次号もまたまた休載の予定だ。
次回更新は2024年9月12日(木)の予定である。