葉のブログ

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【感想と考察】『ふつうの軽音部』61話「このまま弾く」【漫画】

 2025年3月30日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)『ふつうの軽音部』61話「このまま弾くが更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の感想記事はこちら。

isoisogingin.hatenablog.com

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61話「このまま弾く」感想と考察

桃の彩目のMC

 ライブ。それは音源にはない空気感を楽しめる場所である。その最たる例がMCだと私は考える。まだ盛り上げられるだろと煽るMC、曲とメンバーの紹介だけするMC、アホ年末と叫ぶMC。MCはそのバンドならではの空気が感じられるのだ。

 それは学生のコピーバンドでも同様だ。むしろオリジナルではないからこそ、内輪ノリだからこそ、バンドの色がより一層出るかもしれない。

 そんな中で、はーとぶれいく(田口風に言えばはとぶれ)のMCは桃の天然な進行と、彩目のツッコミがメインである。その掛け合いがその場で聞きたいくらいに面白い。ちなみに彩目がバチバチに嫌われていることもそのついでに描かれている。

Ⓒ 集英社 2025

クワハリ/出内テツオ『正反対な君と僕』61話 より

厘の計算

 『覚悟を決めろ!』を演奏している最中に厘のモノローグがある。その思考を読み取るに厘はprotocol.に勝てると考えていることが分かる。これについては意外である。計算ずくの厘のことである。今回は負ける前提で、今後勝つためのシナリオを用意していると個人的には考えていた。

 厘の言葉を借りれば、「鷹見くんにはこの先の役割がある」。つまり、以前から度々表現されている計画自体はとん挫した訳では無い。その計画とは全く別に「勝てる」と鳩野とはーとぶれいくの力を信じているのだ。

Ⓒ 集英社 2025

クワハリ/出内テツオ『正反対な君と僕』61話 より

3曲目『Iggy Pop Fan Club』

 そんな軽音部にはーとぶれいくの存在を知らしめる3曲目。それは鳩野選曲で、NUMBER GIRLの『Iggy Pop Fan Club』である。相変わらずのちひろの選曲。若い人には知らない人も多いだろうが、知っている人には刺さる曲である。

 この曲の特徴、それは物語中でも語られている通り、ギターソロのパートである。そして、はーとぶれいくはギターソロパートを彩目ではなくちひろが弾くという選択をした。

youtu.be

 しかし、ここでアクシデントが起こる。ちひろが尻もちをついてしまうのだ。ただし、ちひろは弾くことを辞めない。転んだ状態のまま、たとえ彩目より下手だったとしてもギターを奏でる。これが、演奏を見る人にどのように響くか。

 次回も期待だ。

主のイチオシシーン

 前回までとは選曲のタイプが変わった。そして、演奏する姿もより一層かっこよく描かれている気がする。彼女たちがコスプレをしているのが気にならないほどである。

 このシーンも冷静に見るとイワトビペンギンの目つきとかでジワジワと笑えてしまう。しかし、構図全体としてはカッコイイの一言に尽きる。

Ⓒ 集英社 2025

クワハリ/出内テツオ『正反対な君と僕』61話 より

次回更新は

 次回更新は、2025年4月6日(日)に62話「起き上がりまた進む」が少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌で配信予定である。