葉のブログ

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【感想と考察】『ふつうの軽音部』60話「機先を制する」【漫画】

 2025年3月16日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)『ふつうの軽音部』60話「機先を制するが更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の感想記事はこちら。

isoisogingin.hatenablog.com

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60話「機先を制する」感想と考察

桃の選曲はサバシスター

 今回のハロウィンライブでは、はーとぶれいくは4曲披露することが今までの描写から確定している。彩目が前回ライブの『ジターバグ』。それ以外として、桃、厘、ちひろがそれぞれ1曲ずつ選曲する。

 そして、桃の選曲が今回明らかとなった。選曲はサバシスターの『覚悟を決めろ!』だ。これについては見事予想的中である。私の以前の感想記事を読んで欲しい。

isoisogingin.hatenablog.com

 また、桃がガールズバンド系の選曲というところも予想通りである。ちひろに最初にカラオケでリクエストしたのもHump Backの『拝啓、少年よ』であった。それを踏まえてもサバシスターは解釈通りである。

youtu.be

 因みに、私はサバシスターで言えば、特に『ハイエースナンバー』が好きである。ナンバーワンは要らないと言いながら、心の底ではナンバーワンを諦めていないような感じと言い、はーとぶれいくにも合うと思う。

 こちらも聞いてほしい。

youtu.be

鶴先輩の分かっている感

 鶴先輩はライブを終えて、校庭でたむろしているカキフライエフェクトの面々にはーとぶれいくの演奏を見るように誘導する。

Ⓒ 集英社 2025

クワハリ/出内テツオ『正反対な君と僕』60話 より

 その際に、ちひろの実力を知っているかのような回想ががあるのだ。つまり、ちひろの実力を知っているということも厘と同じ条件なのだ。それを踏まえて鶴先輩が一体何を企んでいるのか、なかなか全容が見えてこない。

宣戦布告と勝負の行方

 はーとぶれいくの演奏はprotocol.の面々にも刺さっている。遠野は桃のドラムが今まで以上に凄みがあることを冷静に分析している。鷹見はちひろの歌と演奏を聴いて不敵な笑みを浮かべる。

Ⓒ 集英社 2025

クワハリ/出内テツオ『正反対な君と僕』60話 より

 次回は、はーとぶれいくの3,4曲目が披露されるはずだ。この笑みはライバルとして認める笑みか、覚悟だけでは足りないという余裕の笑みか。

 いずれにせよ、ハロウィンライブでの対決に対してお互いのリーダーが宣戦布告し合うかのような構図。正直、読者には胸アツシーン以外の何物でもない。普通に最高だ。

ツンデレのデレが強すぎる彩目さん

 文化祭のライブの時は「舐めてるやつにはかまさないかん」レベルだった彩目。今回は、遂に”今は”人気で勝てなくても将来は勝てると思っていることが窺える。これははーとぶれいくとして練習を重ねることで、ちひろ、厘、桃への信頼と好感度が上がっている故の発言なのだろう。

 典型的なツンデレのデレである。

Ⓒ 集英社 2025

クワハリ/出内テツオ『正反対な君と僕』60話 より

神が美しすぎる

 正直作画の気合の入り方がヤバイ。

 音楽ってなんだ。ロックってなんだ。そんなこと全てを一度置いておいて、今自分ができることを出し切る。純粋に音楽が好きだったちひろが求めていた、好きな友達と好きな音楽を最高にカッコよく演奏する。

Ⓒ 集英社 2025

クワハリ/出内テツオ『正反対な君と僕』60話 より

 フードを演奏後に被り直し、もう一回取れているのも全力で、楽しそうに歌っている様子が見て取れる。厘でなくても神認定する程にちひろが神がかっている。

主のイチオシシーン

 ちひろが歌いながら、自身が天才では無いと自負するシーン。亀屋兄妹にははーとぶれいくの演奏が刺さっていそうである。一方で、誰にでも刺さっている訳では無い。下記シーンでもスマホを弄っている人がいることが描かれている。

 これこそ、まだ、はーとぶれいくの演奏が完成形ではなく、発展途上であることが細かく描かれていると感じる。個人的にすごく感心した。

Ⓒ 集英社 2025

クワハリ/出内テツオ『正反対な君と僕』60話 より

次回更新は

 次回更新は、2025年3月30日(日)に61話「このまま弾く」が少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌で配信予定である。