2024年4月1日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)で『正反対な君と僕』最新52話「んなわけ」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。
前回はほのぼの山田×西回。
そんな前回の記事はこちらから。
因みに私の推しはタイラズマです。
皆でタイラズマを全力ですこりたい。
本記事は、はてなブログの『漫画』グループランキングに参加しております。宜しければクリックしていただけますと、励みになります!
最新6巻も発売してます。
52話「んなわけ」感想と考察
マイナーソングを歌おうの会
マイナーソングを歌おうの会。何話であったかは忘れたが、以前そんなものがあるという描写は既出であった気がする。山田と平、たまに鈴木。その3人でカラオケに行って遊ぶだけの集いの名称だ。
そんな集いの二次会(ファミレスで駄弁るだけ)への招集が東に来るのだ。山田からの着信に対して、電話越しの平の声に反応してしまう東。山田の隣か平の隣かどちらに座るか悩む東。ラーメン屋のバイト終わりで匂いを気にする東。
ファミレスに到着するまでに既に恋心を自覚した東のいつもと少し違う挙動が目に入る。これだけでニヤニヤが止まりません。
他愛のない内容でひとしきり笑った後の解散。その際の台詞から今後、東がマイナーソングを歌う会に参加することも考えられる。
平の交友関係に少しずつ東が増える。
それを感じて二ヤついた。
集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』52話 より
クラス替えの結果
そして迎える新学期。クラス替えの結果は鈴木の千里眼(恐らく視力2.0)によって明らかとなった。主要な結果は以下に記載しよう。
1組 … 東、佐藤
7組 … 鈴木、山田、渡辺
8組 … 本田、西、谷、平
ここでも東が平のクラスが8組であることに反応を示す。その理由は後ほど詳細に語られるが、つまるところ「平との接点が少なくなる」のが嫌なのだ。
集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』52話 より
ただ、同じクラスになって帰る方向が同じ地元であるだけの関係。登下校を待ち合せたりする訳でもない。だからこそ、今まではクラスの友達同士で遊んでその流れで一緒に帰ることが多かった。
その接点が少なくなる。
その状況に寂しさを感じる。
東と言えば、サバサバした性格のイメージが強い。まともな男に出会っていない恋愛関係でも、お互いに利用し合う女子同士の関係でも、そして普段の人間関係でも。東はサッパリとしている。むしろ、サッパリしすぎて勢いに任せる「早すぎる距離の詰め方」を鈴木たちに指摘されたこともある。
(東の”ファスト交流”が描かれた32話)
読者視点でも、これは東の新しい一面であろう。サッパリした女子の意外と重く、真面目で、モヤっとした思考。これも悪くない。
ただ、最新話でも描写される通り、東と平の関係は今までの東の恋愛遍歴とは異なる。恋愛目的の関係ではなく、居心地が良い友達関係。だからこそ、東も考えることを放棄するほどに躊躇しているのだろう。
加えて、平は新しいクラスを「俺的には良いクラス」と即答。その答えが東にとっては気に入らない。自分が居ない方が良いのか。自分の存在は平にとってその程度か。東自身は平のことをこれほど考えているのに。
平の発言は東の存在やこれまでの東との関係性を否定するようにも聞こえる。だから、東はそのこと”悔しい”のだ。
集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』52話 より
東の存在を前提としている平
まるでクラスが離れて寂しいのは自分だけ。そんな悔しい気持ちの東。一方でクラスが離れたことに対してドライな対応をする平。
正直な所、傍から見ている読者視点ではただのカップルの会話だ。クラスが離れて悲しい彼女とそれに気づかない鈍感な彼氏。タイラズマはよ付き合え。マジで。
しかし、東のモヤモヤは杞憂に終わる。
平は東の存在や今までの関係性を否定していた訳ではない。むしろ逆なのだ。平は放課後に帰り道や地元で東と会うことを前提として考えているのである。つまりは東の存在や今までの関係性はこれまで通り継続していくつもりなのだ。
集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』52話 より
それに気づいた東は慌てて訂正を入れる。
当然、東も平に会いたい。
そして、この関係性が継続する。その事実に嬉しくなってスキップをしながら帰路につくのだ。恋に右往左往する東が可愛すぎる。
主のイチオシシーン
平が自分を当たり前としていることが嬉しくてニヤけてしまう東。マジで最新話の東が可愛すぎる。
ファミレスに突撃する東も。別れ際に上目遣いで平を見る東も。嬉しさの余りデュクシデュクシ言いながら平にじゃれる東も。タイラズマ推しにとっては至高の神回間違い無しである。
集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』52話 より
次回更新は
次号休載との煽り文があった。
次回更新は恐らく2024年3月29日(月)になると思われる。
それまで正座待機だ。