2024年1月22日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)で『正反対な君と僕』最新48話「3月」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。
前回はタイラズマ回。
全読者が涙を流すほどの尊さだった。
そんな前回の記事はこちらから。
因みに私の推しはタイラズマです。
皆でタイラズマを全力ですこりたい。
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48話「3月」感想と考察
別れと節目の3月
前回バレンタイン回を終えて、物語上の暦は3月に突入する。サブタイトルにつけた通り、3月は別れと節目の季節。学生にとっては卒業式や学年末テスト、春休みと怒涛のイベントを迎える。
しかし、本物語において注目すべきは3月14日である。つまりはホワイトデーだ。
2月のバレンタインで谷、山田、平はそれぞれチョコを貰っている。勿論、各々の渡し方があり、貰い方があるため本命とは限らない。
バレンタインでは鈴木と谷、山田と西さん、タイラズマ、3組それぞれの良さや独特の雰囲気が表現されていた。そして、それはホワイトデーでも同様なのだ。
2年生として過ごした1年間。
その総決算として、ホワイトデーの各組合せの良さ、雰囲気の感想を改めて書きたい。
鈴木と谷の場合
まずは鈴木と谷。
本物語の主人公的存在にして、彼らが付き合い始めるところから全ては開始した。そんな二人を一言で示すなら「より分かってきた」だ。
まだまだ初々しさを残すものの、お互いの距離感を分かってきた様に感じる。そのため、お互いに冗談を言ったり、相手のしそうなことが分かったりといったことが描かれている。
そんな二人のホワイトデーは谷が鈴木が好きそうな形のお菓子詰め合わせを用意する。しかし、その袋の中に詰め合わせとは別に飴が入っているのだ。
ホワイトデーの贈り物には意味がある。
飴は相手への好意を示す。
谷は贈り物を選ぶ中で、検索に引っ掛かって知ってしまったのだろう。そしてそれを無視できないほどに、彼はまじめな性格なのだ。
集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』48話 より
それを理解しているからこそ、鈴木は敢えて目の前で検索してみようと試みる。鈴木もそんな真面目な谷が好きなのだ。
二人は確実に一年で距離感が近づいた。
それを見事に表す一幕である。
山田と西さんの場合
付き合い始めて間もない山田と西さん。この二人には前者の鈴木谷と違って初々しさが感じられる。二人で下校が恥ずかしいので別の場所で待ち合わせをするのがその例だ。
山田はホワイトデーをストレートに渡すタイプだ。そのため、留年回避進級決定の話題の流れで、さらりと渡す。
その際に山田は言うのだ。
卒業式も一緒に居たい、と。
集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』48話 より
この発言は西さんにとっては想像もしていないほど先のことであった。そんな山田の未来の想像の中に当たり前に西さんが「彼女」として存在する。
これには西さんも赤面だ。
タイラズマの場合
そして最後にタイラズマ。
バレンタインが電車の中だったのと同様に、ホワイトデーも帰り道の電車である。その内容は、個包装のお菓子を沢山である。
平としては、今までお世話になったことやそれに気づかせてくれたことなど、色々考えた上で贈り物を選んだ。しかし、それを全て東に説明するのは難しいと感じた。
だから、簡潔に答える。
自分がしたいからする。
難しく考えがちな平が簡単に考えた結果だ。
集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』48話 より
主のイチオシシーン
平にお返しを貰った後の東。
難しく考えがちな平が放った超絶明快な言葉は、文字面だけ捉えるならば中々に破壊力がある。それを受け取って見つめているのだ。
これは東にも何か思うの所があったのではないか。こうして表面上は変わらなくとも、確実に関係性が変わっていっている気がする。
この時点で恋愛的に意識しているかは定かではない。しかし、今後タイラズマの物語を追っていく上で、東視点でのターニングポイントとしてホワイトデーが含まれる可能性はある。
集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』48話 より
次回更新は
次回更新は恐らく2024年2月5日(月)になると思われる。
それまで正座待機だ。