2024年1月18日発売「ヤングジャンプNo.7」で『【推しの子】』本編の最新137話「偶像」が掲載・更新されています。
前回の感想記事はこちら。
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私は重曹推しです。
記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。
それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
※約3年ほど前の記事になります。
なので、以下に含まれる感想の内容にも『【推しの子】』の恋愛要素(特にアクかな)に焦点を当てた内容が多くなります。上記内容が苦手な人、宗派が合わない人はブラウザバックしていただければ幸いです。
137話「偶像」感想と考察
アドリブの演技
ルビーが演じたアドリブ。
完璧なアイドルであるアイとは正反対のか弱い少女。台本から外れたその演技に、制作陣は頭を悩ませる。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』137話 より
そう。アイの演技は頭を悩ませる程に説得力のあるものだった。これには重曹も人肌脱いだ甲斐があったと言えるだろう。
壱護社長や鏑木Pなど、一部の業界人はその演技に理解を示す。そして、その演技を引き出した重曹を評価するのだ。
たった15秒のアドリブ。
しかし、誰よりも本質をついた演技。
ルビーが披露した感情演技は五反田監督とアクアが描いたシナリオを変更する結末で終着を迎える。
ここら辺は予想通りの展開だ。だからこそ、台本が変わる影響には今後注目だ。
アイドルという偶像
か弱い少女であったアイ。
劣悪な環境で育ち、他人からの愛を信じられない。誰よりも臆病で繊細。だから、アイはニノとのすれ違いで戸惑い、傷つく。
アイの姿は一種の防衛本能とも言える。
か弱いからこそ、全てを嘘で包み込み、ネガティブな感情を表に出さない。誰からも愛される存在である『偶像』。それがアイである。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』137話 より
重曹とルビーの絆
前回の感想記事から以下抜粋する。
アイとニノの関係がルビーと重曹の関係と対比されている。ただ、当然このまま二人の関係がかつてのアイとニノの様に決別を迎える訳ではない。
この予想は、意外にも早く決着する。
アイとニノはすれ違い、拗れた。
しかし、ルビーと重曹は違う。
ルビーが素人だからこそ。ルビーがアイを理解したからこそ。そして、ルビーと重曹はニノとアイ以上に親しい関係を築いていたからこそ。
二人の関係は終わらない。
元より、重曹はルビーに意図的に傷つける言葉を投げた。ルビーが重曹の意図を理解し、許すことができたのなら、問題は1つもないのだ。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』137話 より
演技直後に、演技から得た理解を冗談交えながら語りあえるくらいには、二人は本当の「友達」なのだ。
この展開は予想通りであるものの、まさかの前回の展開後に直ぐに来るとは思いもしなかった。私の想像を超える仲直りの速さである。
今週の重曹ちゃん
ルビーの決意を見た重曹の表情。
ルビーに嫌われなかった安堵。ルビーへの信頼。新たな志を掲げるルビーへの尊敬。様々な感情を含んだ上の清々しい表情である。
正直、この表情完璧すぎる。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』137話 より
次回更新は
次回更新は2024年1月25日(木)の予定だ。