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【感想と考察】『【推しの子】』161話「未来」【漫画】

 2024年9月26日発売「ヤングジャンプNo.43」で『【推しの子】』本編の最新161話「未来」が掲載・更新されています。

 前回感想記事はこちら。

isoisogingin.hatenablog.com

 また、150話を受けて重曹とアクアの関係性の変遷の整理や今後の展開の考察を少しだけした記事を作成しています。こちらも気になる方は是非。

isoisogingin.hatenablog.com

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 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

 ※約3年ほど前の記事になります。

isoisogingin.hatenablog.com

isoisogingin.hatenablog.com

isoisogingin.hatenablog.com

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 なので、以下に含まれる感想の内容にも『【推しの子】』の恋愛要素(特にアクかな)に焦点を当てた内容が多くなります。上記内容が苦手な人、宗派が合わない人はブラウザバックしていただければ幸いです。

 最新15巻が2024年7月に発売しています。

 表紙はあかねと重曹。

161話「未来」感想と考察

カミキヒカルの動機

 「アイを超えうる者を殺めることで、アイの重みが増す」ことが、カミキヒカルの動機であると語られる。となれば、その殺意がルビーに向くことは当然である。そして、それをアクアが阻止しようとするのも当然である。

 だがしかし、カミキヒカルに明確な証拠は無い。そのため、現時点でカミキが法的に裁かれる可能性は少ない。そのため、アクアに残された道は物理的にカミキを止めることである。

 ただし、もう一つジレンマが存在する。アクアが仮にカミキを殺めるとする。そうなるとカミキの犯行は止まるがそれと同時にルビーのアイドルの道も閉ざされる。殺人容疑者の妹として報道されるためだ。そのため、アクア視点でカミキを殺めるという選択肢は間接的にカミキの目的を達成させてしまうのだ。

 そしてそれがカミキの余裕でもある。

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Ⓒ 集英社 2024

赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』161話 より

 カミキは自分の有利的な状況を理解しているのだ。ナイフ一本で解決するような事態ではない。それがカミキの読みである。

アクアの未来

 上述したカミキに対する復讐はアクア自身の未来も閉ざすこととなる。例えばとして以下の未来が挙げられている。医者になる未来、重曹と付き合う未来、姫川と海に行く未来、ミヤコさんを母と呼ぶ未来、あかねと対等な関係になる未来。

 ここで本筋と外れるが1つ。「あかねと対等な関係になる未来」と自身が独白していることから、アクアはアカネに対して過去の展開においても恋愛感情を利用した不平等な関係であり、自身の恋愛感情は無かったことを認めている。

 そしてそれと同時に重曹があくあに恋愛感情を向けていることも認めている。そしてこちらの未来に対しては「気持ちに応える」未来があることも描かれていると言える。ここで描かれたということは逆にそんな展開は来ないで結末を迎えそうで怖いのが本心ではある。

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Ⓒ 集英社 2024

赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』161話 より

 ただし、それらを翻してでもアイと同じことは起こさせない。妹の未来を守ること。それがアクアの決意であるようだ。これにはアクアのシスコン設定は勿論であるが、上述したような「アイと同じ悲劇を起こさない」ことも起因していると考える。

アクアの策

 ただし、このままでは先ほど解説したジレンマに陥ってしまう。カミキを止めなければルビーの命が危険であり、カミキを止めればアクアが殺人犯となってルビーの未来は閉ざされる。

 だからアクアは1つの道を示す。

 自決し、カミキと一緒に崖に落ちることで、アクアがカミキを殺めたのではなく、認証沙汰に発展し崖から共に転落死したという展開を描く。アクアが描くこの脚本は真実とは異なったとしてもメディアが躍ることは今までの展開でも証明済みだ。

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Ⓒ 集英社 2024

赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』161話 より

 前回感想記事で、カミキを刺さないと考察した。そこで目の輝きの色を一つの根拠とした。結果としてアクアはルビーの未来を案じ、カミキを刺すことは無かった。そのような意味では考察は一部当たっているとも言える。

 ともすれば、やはり1つの疑問が浮かぶ。本当にアクアが死んでしまうのか、という問いだ。結論から言えば死なないと思う。その根拠としてはやはりアクアの目が白く輝いていることにある。

 上記画像でも分かりやすい。崖からの転落時もカミキの目は黒く、アクアの目は白く輝いている。それについて、カミキが過去のアイの偶像に囚われていることは最新話でも明言されている。一方でアクアの目線が未来を向いていることも証明されている。

 であるならば、本当にアクアは未来のあらゆる選択肢を捨てて、ルビーの未来を守るという選択をしたのか。仮にもあかねや壱護社長と示し合わせて作ったシチュエーション。あかねは防刃チョッキさえ準備していた。

 となれば助かる要素を考えたい。とはいっても前回感想記事と繰り返しの内容となる。1つアクアの演技である可能性だ。あかねが防刃チョッキを準備していて、アクアが準備されていないと考えるのは不自然である。そして海に落ちるということも必ずしも死ぬという訳では無い。

 つまり、今回の展開こそアクアが2.5舞台編で培った感情演技の出番であった。そして、それを実行することでカミキさえも欺くことができた。

 (カミキの驚き顔は笑い要素強め)

 そして、この問いを考えるために1つ過去のインタビュー動画の時系列に戻って考えてみたい。

インタビューの時系列はいつか

 ここで特に取り上げるのは4つのインタビューである。アクア(9話)、ルビー(2話)、五反田監督(5話)、重曹(6話)だ。

 まず、アクアのインタビュー。ここでアクアは「演じることが復讐」と発言している。152話時点でアクアのインタビューが撮影されていたことから、アクアはこのとき既に最新話のシナリオを描いていたことになる。

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Ⓒ 集英社 2024

赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』9話 より

 次にルビーのインタビュー。ルビーのインタビューにはアクアが一緒に映っていると考えられる。このインタビューが最新話後の時系列の場合には、確定でアクアは生きていることとなる。

 次に、五反田監督。五反田監督のインタビューは映画がノミネートされていることから、時系列的に最新話よりも未来であることが窺える。その際、五反田監督は「アイに捧ぐ」と発言している。ただし、その前に脚本家としてアクアの話もしている。とすれば、もしアクアが死んだ場合、ここで「脚本家に捧げる」が無いのは文脈としておかしい気がする。

 最後に重曹。重曹のインタビューが時系列的に最新話より未来とする。その場合の重曹の「ナイフで刺されたらお陀仏」発言。これは、アクアが生存し、かつ世間(重曹含めてみんな)に対して演じ続けている証拠にはならないだろうか。「あーくんに怒られる」もアクア自身がナイフで刺されていたら、確かに怒られるので納得がいく(それ以前にアイのことがあって不謹慎ではあるが)

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Ⓒ 集英社 2024

赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』6話 より

今週の重曹ちゃん

 アクアの中に、当然の様に「重曹の気持ちに応える」という夢が用意されているんだよ。アクアが生存したらそのままアクかな確定の演出。ただし、上述したように逆にモノローグで描かれたせいでその展開の疑う気持ちもありけり。

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Ⓒ 集英社 2024

赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』161話 より

次回更新は

 次週は休載。

 次回更新は2024年10月3日(木)の予定である。