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【感想と考察】『【推しの子】』139話「ルッキズム」【漫画】

 2024年2月8日発売「ヤングジャンプNo.10」で『【推しの子】』本編の最新138話「清算」が掲載・更新されています。

 前回の感想記事はこちら。

isoisogingin.hatenablog.com

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 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

 ※約3年ほど前の記事になります。

isoisogingin.hatenablog.com

isoisogingin.hatenablog.com

 なので、以下に含まれる感想の内容にも『【推しの子】』の恋愛要素(特にアクかな)に焦点を当てた内容が多くなります。上記内容が苦手な人、宗派が合わない人はブラウザバックしていただければ幸いです。

139話「ルッキズム」感想と考察

舞台で語られる過去

 本来の漫画であれば「過去編」として回想が語られることが多い。しかし、この漫画ではアイの過去を映画のシナリオにするという性質上、現代を生きるアクアらの演技を通して語られる。

 つまり今回は過去編かつ復讐編の核心に近づく展開である。アイを殺した犯人であるカミキがどのようにしてその思考に至ったのか。また、アクアやルビーそして、姫川はどのようにして生まれたのか。

 ルビーがアイ役。

 アクアがカミキ役。

 姫川が自身の父である上原清十郎役。

 そして不知火フリルが姫川愛梨役。

 当然、姫川やアクア視点ではカミキの存在は自身の出生や家族関係に関わる。だからこそ、その演技は不思議な気分であると共にあまり良い気分でもないだろう。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』139話 より

アイとカミキの出会い

 今回の演技で語られた事実の1つはカミキとアイの出会いである。そもそもアイが劇団に関与するキッカケは、「売れた場合に備えて」というもの。アイは中学三年生という年齢で全く見知らぬ世界に飛び込むこととなった。

 そこで姫川愛梨と上原清十郎との出会いが1つ。この時点で姫川は生まれており、姫川愛梨に抱かれる形でワーキングに参加している。

 そして上原から同年代ということでアイの世話役に指名されたのが少年A。つまりはカミキヒカルである。その美貌は正しく光源氏の如く美しいことが度々描写され強調されている。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』139話 より

ルッキズム

 ルッキズム。外見至上主義と訳され、人を外見で判断し決めつけることだ。つまりは言葉を敢えて列挙するならば「イケメン」だとか「ブサイク」なんて言葉がその最たる例かもしれない。

 ルッキズムの源とアイが評するカミキ。

 しかし、その彼に犯罪的な意味で手を出しているのが姫川愛梨である。つまりは、夫子を持つ身でありながら、特別な容姿を持つカミキに性的かつ高圧的な関係を強要するのである。

 どうやらこれが、カミキの思想の根源であることは違いない。「人殺し」は当然許されないことでありつつ、ただの享楽者ではないのかもしれない。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』139話 より

 

今週の重曹ちゃん

 出番なし。

次回更新は

 次回更新は2024年2月15日(木)の予定だ。