2023年12月21日発売「ヤングジャンプNo.3&4合併特大号」で『【推しの子】』本編の最新135話「傍」が掲載・更新されています。
前回の感想記事はこちら。
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私は重曹推しです。
記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。
それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
※約3年ほど前の記事になります。
なので、以下に含まれる感想の内容にも『【推しの子】』の恋愛要素(特にアクかな)に焦点を当てた内容が多くなります。上記内容が苦手な人、宗派が合わない人はブラウザバックしていただければ幸いです。
135話「傍」感想と考察
故人の感情
ルビーが出した回答。
重曹の身を削った策によってルビーが出した解釈は「アイも悲しんでいた」というものだ。しかし、ここで1つ疑問が残る。
その回答は正解か?
台本を書いたのはアクアと五反田監督。
であれば、彼らの解釈が正解であるか。
その答えは否である。仮にも物語はノンフィクションである。であるならば、キャラクター自身が実在し、その感情は解釈の余地なく確実に存在するのだ。
ただ、アイは故人である。
故にその判断を執り成す人物は居ない。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』135話 より
限りない本心
正解はもう分からない。
遺された人に許されるのは、解釈のみである。どこまで本心を理解したと思っても、それが正解だとは限らない。
それでも納得のいく解釈を突き詰めることは可能だ。
かつてアイの本心を撮ろうとし、失敗した。その経験があるからこそ、五反田監督としてもルビーを通してアイの本心を撮りたい。
それが本心に”限りなく近いもの”でも。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』135話 より
ルビーと重曹
役を突き詰めることは当然難しい。
星の数ほどある解釈の中からピタリとあてはまるものを見つける。正解か不正解かも分からない険しい道のりに違いない。
でも、ルビーには重曹が居る。
(まさかここで役者としての比較対象にルビーが挙がるとは…)
重曹が身を削ったように重曹はルビーを支える。重曹はルビーが同年代のライバルとして高め合うことを求める。
「友達」と書いて「ライバル」と呼ぶ。
なんと美しき関係か。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』135話 より
ただし、ここで疑問が残る。私の”解釈”としては、重曹にとって同年代の役者としてのライバルは「あかね」であるはずなのだ。その立ち位置までルビーに奪われてしまっては彼女は特殊能力をもった只のファンだ。
勿論、厳密にはルビーは友達の認識が強く、あかねはライバルの認識が強いのだろう。ただ、一部あかねのポジションが重なって見えただけだ。
今週の重曹ちゃん
友達が出来て良かった。
これは間違いない読者の感想だろう。
この幸せそうな重曹の笑顔を守りたい。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』135話 より
次回更新は
恐らく今回が2023年最後の更新。
次回更新は2024年1月4日(木)の予定だ。