2023年12月12日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で『僕の心のヤバイやつ』最新135話「僕は集中した」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。
気になる前回の感想記事はこちらから。
6月までアニメ放映していた『僕ヤバ』。
なんとアニメ2期の製作も決定のようです!
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135話「僕は集中した」感想と考察
遂に始まる"勉強合宿"
学生の本分は勉学。
受験生であるならば尚更だ。
そしてこのお泊り(合宿)の目的も本来は勉強のはずなのだ(今のところ海で遊んで友達とわいわいしているだけだが)。
そう考えると萌子の爆発も納得がいく。
勉強で焦りを感じている真横にストレスの無さそうな山田が居るのだ。それはキレたくもなる。
これまでの展開を考えるとようやく勉強合宿本来の目的に立ち戻ったと言える。市川姉率いる大学生ズは腐っても早須田大学生。
飲酒運転は法規制されていても飲酒勉強は規制されていない。アルコールの入った脳みそで次々と萌子と市川に勉強を教える。
秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.135 より
小林の察し
純粋無垢で知られる小林。
最新話でも大学生の悪ノリ下ネタに対して芹那が小林に聞こえないように振る舞っているシーンが描かれている。
そんな小林も遂に市川が山田を追いかけたことに着目する。まだ、市川と山田が好意を持っているという結論にはいかない。しかしながら、山田をよく見ているからこその気づきであろう。
秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.135 より
本作では中学生の市川や山田らが大人と子どもの間である”思春期”の時期に人として成長する姿が主に描かれている。
そのような観点から言えば、この小林の姿も正しく”思春期”の姿である。思春期は人間関係や恋愛で悩む時期でもある。一方で、その理解や考え方に差が出るのも思春期なのだ。
恋愛が分からない。
これこそが小林の抱える思春期の姿なのかもしれない。
それを理解した上で、今後市川と山田の関係がどのように小林に明るみになるのか。そしてそれをどう受け入れるのか。注目していきたい。
萌子と山田の関係
前回の衝突を踏まえて、改めて山田と萌子の関係値は明確になった。言いたいことは正直に何でも言える関係。
その様子が最新話でも描かれている。
秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.135 より
勉強組(萌子と市川)に負担が集中しないように、家事分担を決める一同。料理は萌子、皿洗いの芹那、トイレ掃除の小林。そんな中で不器用な山田は戦力外通告を言い渡される。
その様子に対して、いつも通りのどや顔で萌子がズバッと言うのだ。これは仲直りの証拠でもある。
できること
皆違って、皆良い。
そんな標語がある様に、人間には得手不得手がある。最新話でも家事の役割分担でその様子が描かれている。そんな中で描かれているのはできることを探す山田の姿だ。
花火中にも英単語の勉強をする萌子と市川。
その姿を見て、山田は声をかけるのを辞める。
秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.135 より
しかし、モノローグで「山田にできることなんて1つしかないのに」と記載がある。この記載は市川のモノローグである。つまり、市川は”山田のできること”を明確に1つ認識しているのだ。
このできることを山田がどう認識しているか。
市川がどう山田に伝えるか。
ここら辺は今後の展開に生きてくるだろう。
主のイチオシシーン
X(旧Twitter)のTLを眺めていても、全人類が同じ感想を抱いていた。山田の私服がエロ過ぎる笑笑。
横スプリットのなんて着てはいけません!!
将来母として立つ姿まで想像できた。
秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.135 より
次回更新は
『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。次回更新は2023年12月26日(火)予定だ。
年内もう一回更新あるぞ!!!