葉のブログ

忙しい合間にも漫画とか映画とか

MENU

【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.133「僕は板挟み」【漫画】

 2023年11月14日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新133話「僕は板挟み」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 芹那の良い所が詰まった前回であった。

 気になる前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 6月までアニメ放映していた『僕ヤバ』。

 なんとアニメ2期の製作も決定のようです!

[

]

 現在、はてなブログの『漫画』グループランキングに参加しております。宜しければクリックしていただけますと、励みになります!

 最新9巻は2023年11月に発売してます!

133話「僕は板挟み」感想と考察

萌子との関係性

 前回は、芹那の人の良さが見える良回であった。付き合っていることを察しても言わない、触れづらいことに気付いても全体の場では言わない。

 そんな前回に対して、今回は萌子回だ。

 今回の萌子の言動から考察されることは、萌子の本質は市川に近いということだ。そもそも論として、努力家であり人との距離感を掴むのが上手い。

 そんな萌子は山田のことを「可愛いから出来なくてよい人」とした上で、山田に対して「羨むな」と釘を刺す。

 秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.133 より

 地頭の良い萌子の口から出る言葉は正論で、山田の痛い所を突いていく。

 元の辿れば、山田が萌子に嫉妬したことが原因だ。朝食のやり取りが市川と夫婦っぽかったり、市川と二人で勉強したり。そんな行動を目の当りにした山田の言葉に、萌子は敢えて嫌味っぽく返すのだ。

 ただし、今回の展開を以て二人の関係性が悪くなるかと言えば、答えは「No」だろう。桜井のりお先生が言う「二人を取り巻く全てのものが愛おしいと感じられる」世界には当然交友関係も含まれる。

 恋人と時にひねくれ、時に本音をぶつけながら「愛おしい」瞬間が増えていく。それは友人関係でも当てはまるのだ。友人だからと言って全ての価値観が合うことは少ない。だからこそ今回の一件を経て萌子と山田の関係が一層深まるのではないだろうか。

山田の秘策

 さて、上述した感想は山田と萌子が本音で喧嘩をしていた場合のものである。市川が近藤さん(ゴム製)を拾って、山田と芹那が犯人ではないことが発覚している。

 そして、一番怪しい所有者は萌子である。

 しかし、近藤さん(ゴム製)の行方はいったん山田の「私に考えがある」という言葉で終わっている。つまりは、山田は萌子に対して何かしらの策を講じるはずなのだ。

 秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.133 より

 であれば、敢えて勉強中に話しかけたのも、「帰る」と飛び出したのも山田の策の可能性も無きにしもあらずである。一応山田は役者であるし、あり得るかもしれない。ただ、友達を騙すことは得意ではないと思うので、可能性は低そうだ。

市川の好感度上げ

 材料を使い過ぎて怒られたとはいえ、市川の朝食が美味しかったのは事実なのだろう。そして、山田父から貰ったオニオンスープのレシピを基にしっかり作れるようになっている。

 間違いなく市川は努力家なのだ。

 秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.133 より

主のイチオシシーン

 本当に外で寝たんか、市川。

 女子sが家の中で熟睡している中、太陽の日差しと暑さで目を覚ます市川に笑いと憐れみの感情が芽生えた。起きてすぐ冷蔵庫から水を取り出しているのもリアル。

秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.133 より 

次回更新は

 『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。次回更新は2023年11月28日(火)予定だ。