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【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.142「僕は雑念だらけ」【漫画】

 2024年4月9日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新142話「僕は雑念だらけ」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 気になる前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 アニメ2期も大人気でした!

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 最新10巻が2024年4月に発売しました。

142話「僕は雑念だらけ」感想と考察

受験の夏

 「受験」。

 安直に考えるならば「試験を受けること」。そして受験期には本番である「本試験」に備えた模擬試験が数多く存在する。そこでいい結果を得られるか否かは受験期真っ只中の学生にとってメンタルを左右する事象となる(筆者体験談)

 偏差値の高い修岳館を受ける市川にとっても間違いなく関門の1つと言える。そんな市川の模試であるが、彼曰く「雑念が多すぎた」。

Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2024

『僕の心のヤバイやつ』Karte.142 より

 この夏を振り返る内容は先日発売された『僕ヤバ』10巻に収録されている。その中身としては、「性の夏」と桜井のりお先生自身が称した夏合宿である。

 たしかに勉強はした。

 しかし、それ以上に山田の水着姿であったり、近藤さん(ゴム製)事件であったり、ラブホ事件であったりと雑念になり得る要素が多発したのも確かだ。

 そのような観点から言えば致し方ない。

 市川だって真っ当な中学三年生なのだ。

 読者が山田の水着を見て「水着回だぁああ」とか、ラブホ展開に「市川と山田遂にぃいい」とか絶叫するのだ。当人同士が意識しないハズもない。

私立受験組の結束

 さて、最新話では私立受験組のLINEグループが発足した。メンバーは市川、萌子、そして市川の小学生時代の友達である木下。

 何かと中二病の節がある市川と木下。

 市川にとっては萌子との距離感は慣れたもの。しかし、木下視点では萌子はただの陽キャギャル。結果として木下はゲンドウポーズでモゾモゾ喋り、それに呼応して市川も碇ゲンドウになる。陰キャの悪循環(デフレスパイラル)が完成した。

ネットミームである碇ゲンドウポーズ

Ⓒ 1995 GAINAX/カラー

 そんなこんなで模試会場で再会を果たし、あれよあれよとLINEグループが出来た面々であるが、最新話にて注目したいポイントはそこではない。

 それは「萌子の本質」である。

 物語序盤から登場し、山田と同じく「陽の者」として描かれる彼女。LINE交換時にアニメに詳しいことが描写されたり(Karte.31 参照)、ナンパイのグループに居ながら帰りたいと考える市川と一緒に抜け出してくれたり(Karte.53 参照)。完全にヲタクに優しいギャルであった。

 そんな萌子であるが、市川は修岳院を、萌子は桜鹿大を、と共に私立の名門高校を受験することを約束し(Karte.117 参照)、夏合宿編では成績が落ちたイライラから山田と喧嘩をした(Karte.134 参照)

 そんな萌子が発する「ウチと同じ」という言葉。この言葉は木下の「妹は公立中だし」という言葉に向けられたものである。しかし、立場が異なる。萌子にはアニメ好きな兄が居ることは明示されているため、兄が私立、そして自身が公立の立場となる。

 察するに、萌子は以前から多く描写されている様に周りが見えるタイプの、周囲に気を遣うタイプの女性だ。それこそ市川と同じくらい。だからこそ、市川を気にかけるし、所々で波長が合うこともあるのだろう。

 そんな彼女の兄は私立中へ進学した。そして、自身も良い学校へ行って勉強をしたいという想いを持っていた。しかし家庭の事情などを踏まえて我慢して公立に進学した。そのようなことが会話から窺える。

 親には言えていないというのが、家庭の費用面を察して自ら言っていないのか、両親が女性は公立で良いという考えなのかでも話が変ってくる。

 市川や山田の姿を多く見ているが、やはり「良い学校を目指す」「役者を目指す」といった子どもの志を純粋にかつ全力で応援してくれる家庭は100%ではない。それは両親の考え方にもよるし、家計面など様々な要因が影響する。

 そう考えると、中学から高校、そして大学へと進学し、今この様に生活できている筆者自身の境遇を振り返って両親に感謝の気持ちが湧いてきた。

Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2024

『僕の心のヤバイやつ』Karte.142 より

 LINEグループが結束したということで、この私立受験組は今後も登場の場面があるだろう。市川の進学先の問題もあるし、萌子が私立受験できるか、木下と共に進学できるかなど。

 高校受験という山をどのように乗り越えるか。

 今後に期待。

見方によってはギリギリの学校プレイ

 2024年4月に最新10巻が発売されている。その後書きに性の描写に対する言及があった。内容としては「なるべく誤魔化さず丁寧に描いていきたい」というもの。

 これは由々しき事態である。桜井のりお先生自身が市川と山田のS〇Xを宣言したといっても過言ではない。X(旧:Twitter)の一部界隈ではその発言だけでざわついた。

 しかし、振り返ってみれば、路チューやラブホ入りなど本当に中学生か?と思うくらいまで二人は進んでいる。なんなら両親への挨拶が済んでいる状態なので、S〇Xくらいしていてもなにもおかしくはない。

 未だ中学生だとか、今後別れる可能性があるとか、現実ではそのような問題があるかもしれない。しかし、これは漫画であり桜井のりお先生の作品。登場するキャラ含め皆が愛おしい結末であり、そして市川と山田はこのまま結ばれるのだろうと確信できる。

 だが、それはそれ、これはこれ。

 市川の模試結果が思ったより良かったことを聞いてはしゃぐ山田。その勢いのまま学校でキスをする寸前までいって日焼けの確認をする。しかし、学校でこの体勢は客観的に見れば萌子が「ヤってるー!」と叫ぶこと間違いなし。

 学校で彼女に鼠蹊部を見せるのは辞めよう!

Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2024

『僕の心のヤバイやつ』Karte.142 より

主のイチオシシーン

 大概、市川と萌子の距離感もバグっているということが常々描かれている。その中では随分と普通であるが、さらりと一緒に帰る提案を萌子はしている。

 友達としては当然。

 しかし、山田が同じ空間にいたら嫉妬で鬼の形相になること間違いなしなことが想像できて面白い。何気ないが今週のイチオシシーンである。

Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2024

『僕の心のヤバイやつ』Karte.142 より

次回更新は

 『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。次回更新は2024年4月23日(火)予定だ