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【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.161「私たちは眠れない」【漫画】

 2024年2月4日にチャンピオンクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新161話「私たちは眠れない」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 気になる前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 

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161話「私たちは眠れない」感想と考察

山田の騎〇位

 どうやら山田と市川が会う頻度は減っているらしい。山田の登校頻度も減少するうえに、知名度も上がって会うことも憚られるようだ。その結果、市川の提案か山田の提案かは分からないが(恐らく山田の提案)、毎晩電話をしているようだ。

 市川は受験勉強。山田は芸能活動に向けた準備。それぞれが自分の為すべきことをしながらも二人の時間を作る。素敵なことだ。

 しかし、不味いのはテレビ電話ということだ。しかも、山田はバランスボールに乗っている。この画角が市川の視点では完全に騎〇位なのだ。勉強している思春期男子には完全に目に毒である。

Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2025

『僕の心のヤバイやつ』Karte.161 より

 山田としては彼氏との時間を共有する大切な時間。しかし、それにしても無防備すぎるのだ。これは山田だからなのだろう。市川も通話しながらでどこまで勉強が進んでいるか。実は集中できてませんでしたというオチだってあるかもしれない。

萌子の来訪とバンドの行方

 市川が図書館で勉強をしていると萌子が訪れてきたらしい。市川姉がバンドを辞める考えが伝わったために、それがバンド仲間に伝染し、回りまわって萌子への家庭教師活動にも影響が出たらしい。

 山田としては市川とのラブソングを歌ったバンドは無くなってほしくない。市川姉にもバンドに居て欲しい。そして、萌子としても受験勉強に影響が出るのでバンド仲間でどうにか解決をしてほしい。意図せず、バンドが解散してほしくない派閥が増えている。

 バンドの解散理由は方向性の違いが多い。違う道に進みたいのも、それを食い止めたいのもバンドあるあるだ。望むべくは、市川姉とそれぞれのメンバーそして、市川、山田、萌子にとって納得のいく結果となることだ。

Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2025

『僕の心のヤバイやつ』Karte.161 より

 因みにここの台詞、「萌子と一緒にいる」ことではなく、「図書室に萌子がいる」ことに嫉妬をしている。これは山田にとって図書室が市川との関係を築いてきた重要な場所であることに起因する。

 二人にとって重要な場所に第三者の女性がいる。自分はそこに行くことを制限されている。彼氏は図書室の重要性に気づいていない。これが、このシーンの山田の感情だろう。

つたえること

 市川はシャイである。しかし、自分の想いを伝えることが恥ずかしいだけであって、伝えたくない訳では無いのだ。山田は積極的に想いを伝えるタイプ。それは言葉でも行動でもである。

 一方で、市川だってそれに応えたい。返報性の法則といって、人は与えられた行為の分だけ好意を返したくなるのだ。ただし、市川は恥ずかしい。

 だから、山田は寝たふりをするのだ。そして市川は寝たふりをしている山田に対して「好きだ」と言葉にする。彼氏彼女の甘い瞬間が描かれて、読者としても顔真っ赤である。

主のイチオシシーン

 バランスボールに乗っていたのも、芸能人としてのプロ意識によるものだと思われる。それにも関わらず、運動した直後のカロリー摂取。シャワーを浴びた後の、深夜のカップラーメン。さぞ罪の味がすることだろう。

 普通の人であれば、肌に影響が出たり、お腹回り脂肪になったりするだろう。しかし山田は違う。恐らく彼女は摂取したカロリーが全てバストと身長の成長に使われる。この世はなんて理不尽なのだろうか。

Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2025

『僕の心のヤバイやつ』Karte.161 より

次回更新は

 『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新。次回更新は恐らく2025年2月18日(火)予定だ