2025年2月2日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)で『ふつうの軽音部』55話「言葉を交わす」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。
前回の感想記事はこちら。
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55話「言葉を交わす」感想と考察
音楽性の違い
「音楽性の違い」。
よくバンド等のグループの解散理由として耳にする言葉だ。人間は十人十色。今に至るまでの背景も、考え方も異なる。集団行動において、ある出来事に真面目に向き合うほどに考え方の違いは色濃くなるだろう。
近年では仕事でも、考え方の違いで転職することは珍しくない。であるならば、自主的に活動を行っている学生の部活動で考え方の違いで不快になってまで継続する意義は少ない。
今回の遠野と先輩の諍いもその「考え方の違い」が表に出たものだ。遠野は音楽に真剣に向き合いたい。そして、ドラムの技術が高い方が正しいと考えている。一方で、先輩たちは必ずしも上手くなりたいとは思っていないのだろう。そして、より長く部活動に所属している先輩としてのプライドもある。
遠野は鷹見の音楽に惹かれた。プロトコルが高みを狙えると信じている。だからこそ、低レベルな所で活動したくないと考えている。
知らない人が聞けば中二病的な考えかもしれない。良い言い方をすれば、自分の実力に絶対の自信がある。一方で、悪い言い方をすれば調子に乗っている。
そんな遠野に対して、桃は真正面から自分の考えをぶつける。ムカつくことは本人に言えば良い。しかし、その環境の中で頑張り切る前に捨てるのは間違っている。桃の行動はその発言の内容通り正面から遠野に向かい合うものだ。
Ⓒ 集英社 2025
クワハリ/出内テツオ『正反対な君と僕』55話 より
遠野と桃の考え方の違いは、そもそもの前提が違うことが挙げられる。遠野はプロトコルが軽音部で最も上手いと信じている。そのため、これ以上部活動という”低いレベル”で活動することに意義を見出せない。
一方で、桃はプロトコルが最も上手いということを疑っている。だから「はーとぶれいく」に勝利してから、軽音部のレベルを見定めろ、と主張している。桃としては、自分たちが”低いレベル”に括られていることに納得がいかない。
パート練習の結末
桃が遠野に考えをぶつけたこともあって、遠野は先輩に謝罪をする。先輩も遠野に謝罪をして、結果として部内の諍いは落ち着いた。
そしてパート練習自体は、亀屋部長が部内で仕切りなおすことになった。54話で厘が提案した策が実行されたこととなる。こうして、パート練習は強制的な活動としては中止されることとなった。
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クワハリ/出内テツオ『正反対な君と僕』54話 より
鳩野たちボーカルに関しては週1で継続されることに決まった。鳩野もパート練習を楽しいと称していたので、継続はポジティブな結果と言える。ここまで、厘の読み通りの結果だ。
厘の思惑と鶴先輩の行動
かくして、パート練習によって生じていた新生軽音部の問題は一段落。自身の考え通りに上手くいった厘は、「部長」を目指すことを内心で考える。新部長になったイメージの厘の表情が生意気すぎる。
これこそ、桃が言うところの「イキりすぎやろ」のツッコミを入れたいところである。しかし、実際に部活動のいざこざを収めたのだから調子に乗る権利もあろう。それにしても完全に悪役の表情だ。
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クワハリ/出内テツオ『正反対な君と僕』55話 より
一方で、厘に思惑を阻止された鶴先輩。しかし、鶴先輩は生徒会長に当選したことが描かれている。つまり、部内の権限だけでなく、生徒会権限を持って軽音部を動かすことができるようになる。
鶴先輩の生徒会長への就任が、今後の軽音部の活動にどのような影響を与えるか。今回の様に厘が考えた策が通じない可能性も出てくるのではないか。
主のイチオシシーン
凄い細かいが一番お気に入りの1コマ。厘が愛想よくなったことを描いている。その様子を眺めているのは鳩野と彩目である。
ここで重要なのは、この1コマが「おはようございます」と書かれていることから朝だと推察されることだ。つまり、鳩野と彩目は一緒に登校しているのだ。
性質としては、若干陰に寄っている鳩野と彩目。そして、彩目は鳩野に対するデレが増してきている。それにしても、登校途中に学校前で出会っただけかもしれない。それでも一緒に登校するくらいに仲が良いことが窺えるのだ。
微笑ましすぎる。
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クワハリ/出内テツオ『正反対な君と僕』55話 より
次回更新は
次回更新は、2025年2月9日(日)に56話「憧憬を強める」が少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌で配信予定である。



