2024年7月18日発売「ヤングジャンプNo.33」で『【推しの子】』本編の最新155話「ハッピーエンド」が掲載・更新されています。
前回の感想記事はこちら。
また、150話を受けて重曹とアクアの関係性の変遷の整理や今後の展開の考察を少しだけした記事を作成しています。こちらも気になる方は是非。
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私は重曹推しです。
記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。
それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
※約3年ほど前の記事になります。
なので、以下に含まれる感想の内容にも『【推しの子】』の恋愛要素(特にアクかな)に焦点を当てた内容が多くなります。上記内容が苦手な人、宗派が合わない人はブラウザバックしていただければ幸いです。
155話「ハッピーエンド」感想と考察
復讐の果て
さて、物語は最終章への突入した。前回の感想記事で私は「このままカミキが改心して終わりなんてあるはずない!」と意気込んだ訳だが、その予想は外れる結果となった。意外にも、ぬるりとカミキが退場して終わってしまった。
Ⓒ 集英社 2024
赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』155話 より
アイの時間を超えたラブレターを受け取ったカミキは放心したまま退場。その際に残した言葉は「自分なりに出来る事をしにいく」。この言葉を文脈から素直に受け取るのであれば、カミキは自白か贖罪をすることが予想される。
しかし、カミキが残した言葉が多義的であることには着目したい。決して、「自主する」とも「罪を認める」とも発言はしていない。「自分なりに出来る事」が何であるかの解釈次第では今後の展開も大きく変わる。
そうなった場合、前回の考察記事で書いたように、この最終章の展開にカミキの殺人未遂が未だ大きく関わってくる可能性も微弱ながら考えられるのではないか。
ニノの存在
ルビーが「人を許す道を選んだ」からこそ、アクア自身もカミキを許す道を選んだ。これによってカミキに対する復讐は幕を下ろしたようだ。
ただ、全ての犯行をカミキが起こしたのであれば、その罪は社会的以上に法的に裁かれる必要がある。それは前回の感想記事でも記載した私個人の意見である。
しかし、アクアとあかねはその「犯行」にもう一つの可能性を見出す。菅野良介、片寄ゆら、雨宮五郎。これらの殺人事件に関わった可能性のある人物として、かつての「B小町」メンバーであるニノの名前を挙げる。
ここで疑問なのだが、片寄ゆらの殺人現場には確かカミキの姿もあった。一方で五郎や菅野良介の事件とニノの関与はいったいどこで描かれていたのか。もし見逃していたら大変申し訳ない。私の記憶力がゴミだ。
そして、この展開にも若干の違和感を覚える。アイからのラブレターによってカミキが仮に改心したとしよう。その上で、アクアはカミキを許した。そうなると、殺人に関与した片方の人間は許し、もう片方のニノに対しては罪を追及していくような展開にならないだろうか。
加えて、この展開自体には今までの長い展開がほとんど関係していないのである。強いて言えば、アクアが許す理由となった「ルビーの許す演技」くらいであろうか。カミキが改心するという事実は、アイがラブレターを遺した時点で確定していたと言える。
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赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』155話 より
そう考えると、ニノに関してもただ罪を追及して終わるような展開にはならないだろう。そして、カミキが再び関与する可能性もまだまだ考えられるだろう。
あかねの髪型
今回、あかねが髪を切った。今までの「星野アイの真似っこ」は辞めるという決意が表れている。決して失恋ではないと主張するあかね。
これに関しては、髪を切っただけなのであかねに他意はないことを理解した上で、敢えて書きたい。その髪の長さが重曹と被ってはないだろうか。今度は重曹を真似るのかと言いたくなるが、上述した通りあかねに他意はないのだろうから、この指摘もお門違いのものとして流していただきたい。
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赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』155話 より
今週の重曹ちゃん
今週も出番なし。
次回更新は
次回更新は2024年7月25日(木)の予定である。