2024年2月22日発売「ヤングジャンプNo.12」で『【推しの子】』本編の最新141話「連鎖」が掲載・更新されています。
前回の感想記事はこちら。
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私は重曹推しです。
記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。
それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
※約3年ほど前の記事になります。
なので、以下に含まれる感想の内容にも『【推しの子】』の恋愛要素(特にアクかな)に焦点を当てた内容が多くなります。上記内容が苦手な人、宗派が合わない人はブラウザバックしていただければ幸いです。
141話「連鎖」感想と考察
最新話冒頭では芸能界の闇がツラツラと語られる。姫川愛梨の言い分を現在も保持している人間も実際社会には多いのだろう。これは芸能界に限った話ではない。
かつて先輩がそうしたから。
上司からそう教わったから。
芸能界に限らず、学校でも会社でも上記の理由でなぁなぁのまま残り続けている文化・風習は存在する。そしてそれらは大多数の人が無意識に支持しているからこそ「文化・風習」として根付いてしまっているのだ。
その代表的なものが芸能界でのギャラ飲みなのだろう。現実にはギャラ飲みのような言葉ですらなく、各社の営業や権利を争う混沌とした場に違いない。
ただ私自身はこの事実にあまり関心が無い。
関心が無いというより、現実の問題は別として漫画の世界ではカタルシスを求める。そのような観点で言えば、カミキも姫川愛梨も芸能界の闇という脈々と続いた連鎖の被害者という展開はありきたりであり爽快感は無い。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』141話 より
カミキの小児性被害の話かと思えば、女性の性的搾取の話にのみ焦点が当たっている。様々な問題やトレンドを入れ込もうとして要素モリモリな気がするのは気のせいか。
勿論、女性視点ではそのようなセクハラが跋扈しているのだろう。一方で子供の視点でも、たとえ成人男性だとしてもハラスメントの対象になりうる。今回は代表例として女性へのセクハラ同然の話題が取り上げられているのは理解した上で、個人的にモヤモヤしたものが残ったのでここに記述した。
アイの直談判
本編では、ルビー演じるアイが姫川愛梨にカミキへの性加害を指摘するシーンが描かれている。これが実際にあったことかは不明であるが、シナリオ上「カミキはアイに自身の心の内を打ち明ける」ほどの中であることは判明した。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』141話 より
今まで求められることを読み取ってそれを演じるような生き方をしてきたカミキが自身の生き様を打ち明ける。それだけカミキの方もアイに対して特別な想いがあったことが読み取れる。
となれば前回考察した様にアイとカミキが本当に愛し合っていたことは意外とそうなのかもしれない。しかし、関係を続ける中で、或いは妊娠が発覚したことで、カミキが闇落ちする。そんな展開だろうか。
マジかよの展開
どうやら、ルビーとアクアのキスシーンがあるようだ。前世の記憶があったとしても、現実世界では兄と妹。そりゃ読者も重曹のような表情になるのではないか。
ここで本当にキスが実現したら、ここまでツラツラ描いてきたセクハラやパワハラといった「倫理的にアウトな問題」を一発免許停止レベルで軽々と超えると思う。そう考えると流石にアクアとルビーが本当にキスをすることは無いと考えるのが妥当だ。
当然、映画の上での演技であり、二人は役者。キスをせずにキスシーンを演じるのは映画撮影あるあるの展開な気がするが。そもそも兄妹の恋愛展開を快く受け入れていない私としてはかなり厳しいものがある展開である。
重曹の表情は好きな人の唇を想っての表情だろう。ある意味、嫉妬や焦燥感かもしれない。しかし読者としては拒否感から同じような表情になった人もいるであろうことをここに記したい。同志もいるであろう。
普通にFuckである。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』141話 より
今週の重曹ちゃん
恋愛面で純粋な重曹。
今後役者を目指す一方で、肌の露出にはいまだ拒絶感がありそう。となれば、アクアに見せて踏ん切りがつくタイプか、或いは逆に想い人のために見せないを貫くのか。
久しぶりの重曹の登場であった。
それだけでポジ要素である。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』141話 より
次回更新は