葉のブログ

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【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.137「僕らは自由だ」【漫画】

 2024年1月16日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新137話「僕らは自由だ」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 気になる前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 6月までアニメ放映していた『僕ヤバ』。

 アニメ2期も始まりましたね!

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137話「僕らは自由だ」感想と考察

市川の提案

 勉強合宿で体調を崩した山田。

 勉強に集中する萌子と市川に迷惑をかけたくないからと、1日カラオケで安静にしていた。

 そんな中で市川は萌子らにある提案をする。

 それは「寝坊すること」だ。

秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.137より

 この言葉の真意は、「山田と二人の時間を作ること」であろう。近藤さん(ゴム製)事件の際に二人きりになろうとしたが、芹那が来たために二人きりになれなかった。

 ブツブツと言い訳を繰り広げる市川。

 多少無理矢理な論理ではあっても、萌子と芹那は察する。だから、バヤシコが怪しむ前に10時まで寝ることが確定した。

 こうして二人きりの時間が出来た。

 そして山田の体調も戻ったのだ。

 こうして勉強合宿最終日。

 市川と山田の江ノ島デートが始まるのだ。

市川は伝えたい

 市川はここ数日で想ったのだ。

 山田と居るだけで市川は主人公にでも超人にでもなれる。平凡な自分を特別にするかけがえのない人。それが山田である。 

 秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.137 より

 久しぶりの二人だけの時間。

 山田は江ノ島にはかつて家族で来たことがある。「初めて」ではないことを気にするが、そんなことは関係ないのだ。

 何よりも大切な人と一緒に同じ景色を見る。

 それは山田が望んでいたことであり、市川が萌子らにお願いしてまで実現したかったことでもある。

 そんなことを中学生の二人が実感している。

 その姿に読者は涙が止まらないだろう。

夏のデジャブ

 市川と山田の江ノ島デート。

 これもれっきとした二人の「初めて」だ。

 ただ初めてなのだ重要なのではない。きっと二人なら初めてでも二回目でも、何回目でもその時間が愛おしいのだ。

 それほどに大切な存在。

 正しく「凡人も超人になれる」だ。

 しかし、初めての中にも二回目のものもある。山田は下着の代わりに水着を着用している姿を市川に見せるのだ。

 秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.137 より

 この姿は読者としても二度目まして。

 物語の時系列では1年前。

 2年生の夏にも山田は水着を着用している。

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秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.8 より

 かつては学校でスクール水着。

 二人だけの思い出がこうやって増えていくのだ。そしてその思い出はこれからもずっと増え続けていくのだろう。

近藤さん(ゴム製)とデートの行方

 さて、読者の皆様は忘れていないだろうか。

 この合宿の初日夜に発生した重要な議題がまだ残っているのだ。そう、近藤さん(ゴム製)の行方である。

 実は市川が所持したままではないだろうか。

 そして江ノ島デートの行方である。『僕ヤバ』は『ツイヤバ』と一部内容がリンクしていることで知られている。

 今回の勉強合宿は以下に掲載する2021年ごろの投稿とリンクしていると想定される。そして『ツイヤバ』では終バスを逃す様子が描かれているのだ。

 終バスを逃して帰れなくなった二人。

 市川は近藤さん(ゴム製)を所持。

 そうなると、考えられることは1つしかない。と、期待してしまいたくなる。読者なら誰しもが想像するであろう。

 実際には山田両親が旅行中とあるし、その帰りに拾ってもらうような展開が現実的な路線か。

主のイチオシシーン

 市川は、山田と居ればどんな瞬間も特別なものになる。しかし、それは山田の方でも同じなのだ。市川が居れば何回目でもどこへでも行きたい。

 完全に”彼女”としての顔だ。

 山田の可愛さが数倍増しのコマだ。

  秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.137 より

次回更新は

 『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。次回更新は2024年1月30日(火)予定だ