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【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.127「僕らは続く」【漫画】

 2023年8月15日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新127話「僕は弱音を吐く」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 6月までアニメ放映していた『僕ヤバ』。

 なんとアニメ2期の製作も決定のようです!

 最高だ!

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127話「僕らは続く」感想と考察

市川の歌詞変更

 香菜の歌う曲の歌詞変更を申し出た市川。

 元はと言えば、山田の告白文句を書き出していたら香菜に見つかったことが原因である。つまり、このままでは山田の一世一代の告白が世に知らしめられる。

 それを回避すべくの歌詞変更だ。

 そこで市川曰く徹夜で二番を書き加えたようだ。受験勉強による疲れに加えて深夜テンション。「徹夜」という一単語で市川の歌詞に正常なブレーキがかかっていないことは想像がつく。

 だから、市川は聴きたくないのだ。

秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.127 より 

 ただでさえ、序盤は山田の告白文。

 それに加えて市川の加筆は歌詞の二番である。

 つまりは、恥ずかしポイントを消したのではなく、恥ずかしポイントを加えてしまったのだ。どう聴いても市川には恥ずかしい。おそらく山田も恥ずかしい。

 市川は自習室で勉強し、ライブに遅刻するという判断をする。

「続く」

 曲のタイトルは「続く」。

 歌詞の一番はかつての山田の告白文である。

 これには山田も赤面する。

秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.127 より

 そして本題は市川が加筆した二番である。

 結果として、二番は一番のアンサーのような歌詞となっている。つまりは、山田にとっては明確に一番が自分の告白、二番が市川が書いた想いだと分かるのだ。

 元は山田の告白も、市川が修学旅行にした告白のアンサーという形であった。しかし、それに加えて曲の中で言葉として市川の気持ちが返ってきた。

 歌詞の内容はどこまでも山田のことを想っている。市川から見た世界にはどこにも、どこまでも山田が居る。山田視点では、市川がどれほど自分を見ているかを伝えられる。普段は天邪鬼で素直になれない市川の想いが歌詞として伝わってくる。

 『君に笑っていてほしい』

 『僕の弱音を強がり』

 『ずっと続いていく景色を見たい』

 歌詞の全てが市川を表し、市川の山田への想いを表している。

 それを聴いて山田はどうしても市川に会いたくなってしまうのだ。

 因みに上記の通り、作中歌『続く』は9巻特装版でCD音源となるようだ。しかもCV田村ゆかりさん。見逃せないので要チェックだ。

待望のシーン

 かねてより、読者が待望していたキスシーン。

 前回では、市川と山田の口がニンニク臭マシマシであったことから回避された。それでも前回感想記事で記述した通り、市川も山田も(特に山田の方は)覚悟が出来ているのだろう。

 それは、前回キス直前まで行った時、山田が目を瞑って市川を待っていたことからも窺えるのだ。そう、山田は市川とキスがしたいのだ。

秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.127 より

 どうしても会いたくなった山田。

 そこに現れる市川。

 二人のキスはあまりにも静かに行われた。

主のイチオシシーン

 市川が来ない理由として、市川が好きな(あくまでも山田の偏見)ヘビメタ要素を挙げる山田。市川のどくろ好きな部分のみでの回答ではあるが、顔が良い。

秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.127 より

次回更新は

  『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。しかし、今回は3週空くようだ。次回更新は2023年9月5日(火)予定だ。