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【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.128「僕はもうおしまい」【漫画】

 2023年9月5日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新128話「僕はもうおしまい」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 6月までアニメ放映していた『僕ヤバ』。

 なんとアニメ2期の製作も決定のようです!

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128話「僕はもうおしまい」感想と考察

初めてのチュウ

 ライブ会場で行われた市川と山田の初キス。

 誰しもが待ち望んでいたシーンとも言える。恐らく多くの読者は今まで『僕ヤバ』を読む度に「はよ付き合え」「はよキスしろ」といった想いを抱いたに違いない。

 そして、そのような願望を持った人は誰しもが同じ気持ちを持っているのではないだろうか?つまり、山田は肉食系であろう、と。

 少なくとも私個人は上記のように感じていた。

 だからこそ、今回の初キスは納得である。市川の呼吸が続かなくなるまでの熱烈なキス。山田の溜めに溜めた欲望の大きさが窺える。

 初キスで噎せるという実績も解除。

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秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.128 より 

 こうしてキスをしてしまって、「ここまで長かった」とも思うし、「意外と早かったな」とも思う。読者的には1つの節目とも言える。

 しかし、二人の物語はまだまだ続く。

 こうなれば、二人に残されたのはS◯Xか結婚かという気もする。それでも二人がどのような歩みで一層関係を深めていくのか。

 1つの節目を迎えて尚、読者は二人の物語から目が離せないのだろう。そして、それを象徴するようにキス後のぎこちない二人の様子が愛おしいのだ。

合宿への参戦

 山田から「猫のよう」と評される市川。そんな市川も物語の中であらゆるイベントを経て成長している。

 以前描かれたように、市川は自分の受験を応援してくれる家族の存在をしっかりと認識している。

 思春期として素直に頼れない感情。

 一方で、お姉ぇにはどこか距離が近い部分もある。それでも市川の口からお姉ぇに対して合宿への誘い文句が出たのは驚きだ。

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秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.128 より

 これも1つの成長の形だろう。

 こうして、中学生である市川たちの合宿に大学生グループの参戦が決まった。尚更、面白くなりそうである。

山田の想い

 市川はライブで流れる歌詞に羞恥と申し訳なさを感じた。

 しかし、山田の感情は全く正反対なのだ。ライブ中に曲を聴いていた時もそうであるが、山田は嬉しいのだ。市川が自分のことを、その告白文をメモに残すほどに大切に思っていることが嬉しいのだ。

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秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.128 より

 だから、山田の反応は一般的な反応とは異なる。

 そう、全てが手離し難い程に愛おしいのだ。

 だから、山田は市川に自分をどんどん記録してほしい。山田が居ると嬉しいと言われると自分も嬉しい。そして、去り際にもう一度キスをしてしまうほどには我慢が出来ない。

 両片想いの長い期間を経て付き合った二人。

 だからこそ、その関係性はどこまでも尊く、そしてどこまで暴走するか分からない怖さもある。そして、この帰り際の会話で市川も山田もお互いに想っていることが言葉にされていて、読者としてはニコニコが止まらないのだ。

お姉ぇの恋模様

 お姉ぇのバイト先の同僚である陣くん。

 堂々とお姉ぇと写真が撮りたいと宣言するも、お姉ぇ自身は気に留めない。この対応は長年の「女としての見られ無さ」で培ったものなのだろう。

 しかし、読者視点では自ら恋愛フラグを折っているようにしか見えないのだ。鈍感系主人公か?とツッコミを入れたくなるレベル。

 そう言えば、たこ焼き屋でもお姉ぇの方を見ていた。私個人の見解では、これはお姉ぇの恋愛ルートである。

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秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.128 より

主のイチオシシーン

 山田の欲望が解き放たれた。

 当然市川の我慢も時間の問題だ。

 オマケイラストで市川の欲望(もとい、ち◯こ)を体現していると想定される濁川が巨大化している様子が描かれた。つまりは市川も限界なのだ。

 二人の欲望のままにイチャイチャする姿が今後描かれるのだろう。イチャイチャの波が来る。皆さん、衝撃に備えよ。

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秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.128 より 

次回更新は

  『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。次回更新は2023年9月19日(火)予定だ。