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【感想と考察】『正反対な君と僕』39話「元旦」【漫画】

 2023年9月4日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)『正反対な君と僕』最新39話「元旦」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 因みに私の推しはタイラズマです。

 皆でタイラズマを全力ですこりたい。

isoisogingin.hatenablog.com

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39話「元旦」感想と考察

鈴木の変身

 元日に谷家にお呼ばれした鈴木。

 ここで一般的な話になるが、彼氏彼女に問わず「人様の家」に行くのは緊張するものだろう。であるならば、「彼氏の家」に行くのは尚更緊張する。加えて鈴木から見ると谷家はいかにも真面目そうなのだ。

 菓子折りを持っていくべきか。

 髪色はこのままで大丈夫か。

 服装はどのような恰好が良いか。

 彼氏の家族に良い印象を与えようとした結果、鈴木の変身は谷も驚くものとなった。そして、それは谷にとっては「いつもの鈴木ではない」ことを悟らせる。

 (なんとも衝撃的なビフォーアフターである)

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』39話 より

BADの積み重ね

 そして谷の予想は悪い方に当たる。

 つまりは鈴木はどうも空回っているのだ。

 当日、自力で髪を染めた結果色ムラが激しくなった。お菓子屋さんは休店であった。谷の家族との初対面で堂々と転んでしまった。折角買った菓子折りは転んだ時に潰してしまった。

 元より人の目を気にするタイプの鈴木である。

 積み重なったBADは鈴木の心をネガティブな方向へと引っ張っていく。何気ない会話でも「どう思われているのか」が気になり、落ち着かなくなってしまう。

 ここら辺は天真爛漫に見える一方で、人の目を気にするという物語当初から描かれている「鈴木らしさ」が出ているシーンであると思う。

 谷家の中ではそのBADに抗おうと我慢した。

 しかし、谷と二人きりで初詣に行く際に、谷は鈴木のことを気に掛ける(だんだんと谷が彼氏らしくなってきている気がする)。その言葉に鈴木も遂には涙を流すのだ。

集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』39話 より

 鈴木の様子に気を遣ったり、慰めたり、「モヤモヤがあるなら言って」と鈴木の想いに耳を傾けたり。本当に「彼氏らしさ」が出てきたな、谷よ。

谷の想い

 谷は「自分の家はそんな『ちゃんとしなきゃ』って思う必要はない」とアドバイス。この前提の勘違いこそが鈴木の空回りの原因でもある。

 そもそも谷としても、鈴木にそんな緊張させるつもりは無かった。

 谷が家族に紹介したかったのは、家族と一緒に鈴木も同じ空間に居て欲しかったから。それだけ心が落ち着いて、大切な存在だからなのだ。

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』39話 より

 当の鈴木はプロポーズのように受け取っている。

 しかし、それほどしっかりと鈴木を想っていることは確かなのだろう。そういう意味ではプロポーズというのもあながち間違いではない。

 そしてここで重要なのは家族は最も近しい人間関係の1つであり、その人間関係に緊張はあまり介在しないのが一般的だということだ。鈴木と谷の家族もアルバムや雑談を通して自然と距離が近づいていく。

 谷が急遽呼んで実現した「鈴木のご挨拶」。

 その目的達成と言えるのだろう。

 今後の両家族の距離感ややり取りにも注目だ。

主のイチオシシーン

 谷の幼少期。

 恐竜のポーズをする谷に鈴木は目を輝かせる。しかし、それは読者も全くの同意である。この谷(幼少期)の姿は推せる。可愛いしかないワンシーンだ。

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』39話 より

次回更新は

 次回更新は恐らく2023年9月18日(月)になると思われる。

 それまで正座待機。