葉のブログ

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【感想と考察】『【推しの子】』-interlude-第3回【漫画】

 2023年8月31日発売「ヤングジャンプNo.40」で『【推しの子】』の最新話「-interlude-第3回」が掲載・更新されています。現在『【推しの子】』は本編を休載し、各キャラのサイドストーリーを単話で更新しています。

 前回の感想記事はこちら。

isoisogingin.hatenablog.com

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 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

 ※約3年ほど前の記事になります。

isoisogingin.hatenablog.com

isoisogingin.hatenablog.com

 なので、以下に含まれる感想の内容にも『【推しの子】』の恋愛要素(特にアクかな)に焦点を当てた内容が多くなります。上記内容が苦手な人、宗派が合わない人はブラウザバックしていただければ幸いです。

感想と考察

今回は重曹とあかね回

 前回の感想記事で残り2回のサイドストーリーを重曹とあかねと予想した。その予想は的中した。しかし、二人合わせて1回の話という予想外の展開で、だ。

 仮にもメインヒロインの重曹。私は重曹エンドを信奉するが、それでも世間一般では重曹と対比される形で描かれるあかね。そんな二人がまとめて描かれるとは。

 しかし、二人はアクアへの恋心とは別に、あかね(重曹)と対比されるからこそ見えてくる感情がある。それが、お互いがアクアへの恋心を持つという意味でライバルであり、また昔から同じ業界で鎬を削る仲であるということだ。

 アクアを軸に重曹とあかねを描くとヒロイン論争で荒れる。それ故のライバル心を主軸かつ二人セットで描くという結果になったとも言える。物語の節々からそういう作者の配慮が窺えるのが少し寂しいが、この際もう仕方ないとも言える。

 そんな二人は「不仲説」というものが流れているそうだ。

 事実、二人は仲が良いかと問われれば答えに困ってしまうだろう。つまりは噂は噂でありつつも真実である。しかし、「不仲説」を問われて「はい。そうです」と受け入れる人の方が少ないだろう。一般的に人間関係は円滑な方が良いとされている。

 だから、二人はその噂を否定する。

 心にもないことを。二人息を揃えて否定するのだ。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』-interlude-第2回 より

二人の関係を言葉にするならば

 好敵手(ライバル)と認めるのは、プライドが許さない。

 しかし、嫌悪している訳でもない。

 無関心なんてことは有り得ない。

 重曹とあかねの関係を言葉にするならば何があるだろうか。そんなことを考えて結局一周回って私が出した答えは「好敵手(ライバル)」である。ライバルだと認めたくないという感情は、客観的に見れば認めているようなものだ。

 撮影のCMでもお互いを相手に戦うシナリオである。

 そしてそんな二人は口では悪態を吐きつつも、心の中では同様のことを考えている。そして、それを口にするほどの事でもないと信じているのだ。(まるで『NARUTO』のナルトとサスケが拳を合わせて理解しあうような関係だ笑)

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』-interlude-第2回 より

 不仲説だとか、本当は仲が良いとか外野の判断は関係ない。二人の心の中から漏れることが無いであろう、二人にしか分からないその関係性が描かれた1話であった。

今週の重曹ちゃん

 本心を言えば重曹に1話丸々サイドストーリーを飾ってほしかった。しかし、メンゴ先生が描いてくれたのだから文句を言うべきでもあるまい。

 とにかくメイク中の表情を見てくれ。

 黙っていても重曹はの顔は良いのである。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』-interlude-第2回 より

次回更新は

 次回更新は2023年9月7日(木)である。

 本編の再開は2023年9月21日(木)で決定のようだ。