2023年9月28日発売「ヤングジャンプNo.44号」で『【推しの子】』本編の最新127話「ガールスカウト」が掲載・更新されています。
前回の感想記事はこちら。
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私は重曹推しです。
記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。
それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
※約3年ほど前の記事になります。
なので、以下に含まれる感想の内容にも『【推しの子】』の恋愛要素(特にアクかな)に焦点を当てた内容が多くなります。上記内容が苦手な人、宗派が合わない人はブラウザバックしていただければ幸いです。
127話「ガールスカウト」感想と考察
重曹の卒業ライブ
アクアがシナリオを作成した『15年の嘘』。
その撮影がいよいよ間近なった。
アイの真実。その背景を語るうえで『B小町』の存在は欠かせない。つまりは、苺プロに所属するアクア、ルビー、重曹、MEMが揃い踏みで関わる大仕事でもある。
予定はあくまで『予め定めたもの』。つまりは、予定がうまくいけば良いが、当然予定通りにいかない場合もある。多くの大人の事情が絡んだ結果として、8月に予定されていた重曹の卒業ライブは年末に移動となった。
この移動自体はいくつかの解釈があるだろう。
重曹を軽んじている、延期になったことでストーリー上は描かれない可能性がある、など否定的に捉えることもできる。しかし、私はどちらかと言えば肯定的だ。
役者としての『15年の嘘』パートとアイドルである『B小町』のストーリーに明確に期間が空いた。そのため、重曹の卒業ライブがなあなぁで描かれることも、アクアの復讐の一環と混ざって描かれることも可能性としては少なくなった。
正直、元々は復讐編の後すぐに卒業ライブなんて、むしろ雑に描かれる可能性を考慮していた。年末へと延期になったことでエピローグ的な扱いになる可能性はある。ただ、ストーリー上明言されているからにはきちんと描いてくれるはずだ。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』127話 より
ただ、重曹としては卒業ライブが年末へと延期になったことは本意ではないのだろう。Noとは言えない都合のいい女感が出てしまったが、周りの目と期待を気にするのも重曹の良いところではある。
ここからは妄言であるが、重曹の卒業ライブ延期に敢えて深い意味があるとしたら何か考える。映画自体は撮影して終了ではない。撮影後編集して、公開されて、何かしら世の中に影響を与えるはずである。そして、その段階でアクアの復讐は成し遂げられ、転生としての意味・生きる意味も失う。
そのタイミングで重曹の卒業ライブがあるのではないか。38話で決意した「推しの子にしてやる」という重曹の台詞。その言葉通りにアクアが重曹を推すことを決めて(卒業ライブではあるが)、復讐以外の生きる意味を見つける。
そのような伏線回収はありえるだろうか。
敢えてのい年末への延期に上記の様な妄想を添えて置いておく。
例の子どもの正体
冒頭でまずは謝罪するが、私は重曹が出れば目を輝かせる一方で前世だ転生だの話は圧倒的に読み込みが浅い。もし、この”少女”の名前が物語上で明示されていれば、コメント欄で教えて欲しい。その場合は忘れていて申し訳ない。
例の少女は物語上ところどころでアクアやルビーといった転生者に接触している。その言動から神様的な存在であることは今まで示唆されてきた。
しかし、今回の台詞で「身体自体はアクアやルビーと同じ現世?のもの」であること、そして「精神はやはり超越的な何かであること」が明示された。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』127話 より
「君達が軽々しく交渉して良い存在じゃ」
「芸能は私の司る所じゃない」
上記の台詞から、何かしらの神様であるのは間違い無さそうだ。宮崎で登場したために芸能を司る神様かと思ったが、そのようでもなさそうだ。上記台詞のように位が高層であり、カラスとも関係してお、サブタイトルにもある通り「女性」である。
これらの情報から推測されるのは「天照大御神」であろうか。
天照大御神。天上世界を治める位の高い神であり、古来より一般的に女性がモチーフとなる。太陽を司る神であり、カラスが太陽の黒点に関連するという話もある。そして、あらゆる願いを聞き届ける所願成就の神様なのだ。
天の世界を統べる神話の最高神「天照大御神」日本人なら知っておきたいニッポンの神様名鑑 | Discover Japan | ディスカバー・ジャパン (discoverjapan-web.com)
※画像及び記述内容の一部は上記リンクより引用
神様も役者デビューする
そんな神様もとい少女はアクアの前に現れる。
しかし、アクアは復讐のためか映画の成功のためか、その少女を『15年の嘘』で足りていない子役として勧誘するのだ。
あれやこれやと言って拒否する神様を、アクアの方もごり押しで勧誘していく。結果は、少女の我慢限界により映画撮影への参加が決まる。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』127話 より
ここらへんのやり取りはアクアと少女の会話が始まった段階で展開としては読めた。しかし、アクアがどのような意図で勧誘したのか、その真意はずばり見えてこない。神様もとい少女の参入がどのような影響を与えるのか。
物語がオカルトチックに終わらないことを願って、今日の感想は終わりとする。今後の『15年の嘘』の結末に期待である。
今週の重曹ちゃん
過去の栄光に浸る重曹ちゃん。
大人になるにつれて、芸能界での価値を必死に模索してきた。それでも、子役時代は間違いなく仕事に困らない状態だったのだろう。
すぐに調子に乗る重曹が見れて私は嬉しさ百倍だ。
久しぶりの登場というだけでなく、重曹成分がまぁまぁ補充できる回ではあった。このまま一生B小町に居てくれ(重曹推しの懇願)。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』127話 より
次回更新は
次回更新は2023年10月5日(木)の予定である。