祝100話!!
なんだかんだ言いながら、重曹を追いかけて早100話。
2022年11月10日発売「ヤングジャンプNo.50」で『【推しの子】』の最新100話「営業」が掲載・更新されています。
前回の感想記事はこちら。
私は重曹推しです。
記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。
それについて、ちょうど一年ほど前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
100話「営業」感想と考察
常識ある大人は未成年を連れ出さない
上述したが、『【推しの子】』も記念すべき100話に到達したようだ。当然ながら、記念すべき100話の中心は重曹なのだ。(過言)しかし、内容としては100話なのを疑うレベルで盛り上がりには欠けると思ってしまう。
アイドルで居ることに意味を見出せない重曹。そんな重曹の前に(読者的には)明らかな釣り針として登場したシマカン。今話で明らかになったがシマカンは既婚者であるようだ。
そんなシマカンと連絡先を交換した重曹。
B小町の脇役としてのラベリングを決定づけられた重曹にとって役者の世界は眩しく見えるのだろう。それは懐かしさであったり、本心から演じることが好きであったりすることが影響しているのだろう。
『【推しの子】』100話 より
内部政治だ、コネだという単語を嫌っていると語る一方で、個人的なつながりを求める。シマカン本人に悪気があろうがなかろうが、客観的に見れば矛盾しているように感じる。そう、客観的に見た状況は必ずしも主観と一致するとは限らない。
↓この台詞に至ってはエロ漫画の導入か何かか?と。
『【推しの子】』100話 より
アルコールは人を狂わせる。素面の読者にとっては鳥肌ものだろう。普通の常識ある大人は未成年を個人的に連れ出したりしないのだ。それこそが芸能界の歪みの一つではあるのだろう。
芸能界のプライバシー
アイドルと言えば「恋愛禁止」を掲げるグループも多いだろう。実際、ユニコーン信奉だとかいうそれなりに気持ち悪い文化も耳にしたことがある。
実際、芸能界には既に上述した通り、内部政治だとかコネだとか、そういう人間関係が多大な影響を持つ。そのために個人的な繋がりを持つような魔の手が襲い掛かる。
それを守るためにマネージャーだとか事務所が存在するのだ。
当然、「魔の手」にかかりやすいのがアイドルという職業。容姿が可愛いだけでシマカンの様に、倫理観がバグって連れ出しちゃうような人だっているのだ。それを管理するために厳しく管理しているようだ。
(それこそ、ルビーがギャグ顔になるくらいには)
『【推しの子】』100話 より
芸能界に跋扈するパパラッチ
そして芸能界に居る彼ら彼女らを正しく「人権をないもの」として扱っているのが、スキャンダル記事を発行する出版社である。家まで張り付いて、あれこれ暴いて何が楽しいのか私は理解できない質であるが、実際に楽しいと感じる人も居るのだろう。
その点で、シマカンの家(事務所?)に楽し気に入り込む重曹という構図はこれ以上ないネタなのだろう。先程も言ったが、主観的な図と客観的な図は異なる。ましてや出版社は意図的に主観と客観をズラすような画を撮る。
確実に重曹のスキャンダルは波紋を呼ぶ。主に、勢いに乗っていたB小町というアイドルグループに。そして重曹が戻りたいと思ってきた役者界に。
それを想像できないのが重曹が未成年(20歳未満)たる所以であり、それを意図的か意図せずか止めない時点でシマカンは終わっている。表札がスタジオになっていることから常習犯の可能性もマシマシである。
『【推しの子】』100話 より
しかし、未来軸で重曹が映画の役者であることが描かれているので、重曹は少なくとも将来的には世間に受け入れられるのだろう。(ガチのスキャンダルで、あの映画が重曹にとっての復帰作品になる可能性も微レ存)
今週の重曹ちゃん
重曹が男の部屋に連れ込まれた状態で3週間の休載期間が入るの、精神衛生上本当に良くない。そして散々、重曹の周りにもっとアレコレしている未成年が描かれながらも、スキャンダルの対象になるのは重曹なのも芸能界らしいというか、漫画らしいというか、『【推しの子】』らしい。
ここらへんも、既婚者だから客観的には不倫状態でよりダメなポイントなのが笑える。
『【推しの子】』100話 より
次回更新は
どうやら『【推しの子】』は3週間ほど休載の様です。
次回更新は来週12月1日(木)の予定です。