2023年9月18日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)で『正反対な君と僕』最新40話「初詣」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。
前回の記事はこちらから。
因みに私の推しはタイラズマです。
皆でタイラズマを全力ですこりたい。
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40話「初詣」感想と考察
東のバイト先
今回が初出情報かもしれない。
東のバイト先がラーメン屋であることが描かれた。
集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』40話 より
バイト先の店長さんに「ズマ」と呼ばれるほどには上手くやっているようだ。ただ、東以外のバイト仲間は大学生とフリーターが多いようだ。そして、東は年上面子が閉業後に騒いでいるのが羨ましいと感じているのだ。
高校生ならではの視点である。
高校生は大学生が凄く大人で、自由に見えるのだ。筆者含め一般的には大学生になって、そこまで大人でもなく自由もないことを体感するのだ。
当然、高校生には高校生にしかできない楽しみ方があり、大人には大人しかできない楽しみ方がある。東が友達との初詣を楽しみにする姿は「高校生」らしさが窺える。
イツメンでの初詣
そんな東も楽しみにしていた初詣。
その集合は何故か平のバイト先であるコンビニである。
ぬるりと始まったイツメンでの初詣。それは開始数コマから怒涛のボケとツッコミの応酬である。平に怒涛の勢いで話しかける東(めちゃくちゃ可愛い)。初詣なのにタイラズマ以外は既に初詣をしている事実の発覚。平に偏見をぶつけるパワー系女子渡辺。前を向いていない渡辺の隣で、何故か前を向いているのに転ぶ鈴木。若干いちゃつく谷と鈴木、それを見て羨ましい山田(西さんと付き合いたい欲が窺える)。
これぞ、いつもの空気という感じである。
集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』40話 より
そんな一行は長い階段を上って神社に辿り着く。
鳥居に石を投げるローカルルールなども見れて面白い。
そんなローカルルールがあるのどこの地域か気になる。
おみくじの結果
そんな初詣の中で各々がおみくじを引く。
大吉だ、吉だ、と結果は様々である。ここでは各々が注目したおみくじの記述を表にして整理してみた。渡辺の『たやすく勝つ』などはらしさ全開でめちゃくちゃ好きだ。
『正反対な君と僕』40話 より記載を抜粋の上で作成
注目したいのはこの物語で主軸となるメンバーたちだ。
鈴木については特に言及することが無い一方で、谷には勉学で『雑念が多すぎる』と記載されている。もしかしたら、今後谷の成績が下がって、少し距離を置いたり、逆に鈴木が支える展開が来るかもしれない。もう一つ気になるのは、谷は目指す進路などが決まっているのだろうか。ここも今後注目である。
次に山田。西さんとデートを重ね、心の中でも「つきあいたい欲」が窺えた。だからこそこの文言にも違和感はない。今後も西さんのペースを見計らいつつ、ドギマギする山田が描かれるのだろう。
最後にタイラズマ。平に関しては、日常的に気にしている人の目に関する言及である。一方、東の方はいくらか解釈の余地がある。そもそも『待人』という項目は必ずしも恋愛に限る話ではない。恋愛、友達、家族含めて自分にとって良い縁が待人である。そう考えると友達に関する言及とも捉えらえる。
しかし、東は既に今の友達関係を遠慮のない関係に変化してきた。であれば、粘り強く待って得られる良縁とはやはり恋愛的な側面が強いのだろう。そして、そこに合致するのは既に長い関係である平であろうか。平側も東との関係に関して現状でも人の目を気にしている。そうなると、いずれはタイラズマの関係も動いてくるのかもしれない。
平にとっての東
そして、やはり帰り道はこの構図なのだ。
タイラズマは地元が同じだから至極当然ではある。
平はやはり東と一緒にいることに対して、内心人の目を気にするのだ(おみくじで指摘されたばかりではあるが平らしい)。そして、冬休みにも関わらず人の目を気にしている自分の状態を俯瞰して言葉に詰まるのだ。
ここのシーンはいくらか解釈が分かれそうか。
東と「冬休みにも会って遊ぶ仲」になっていることに気付いたと捉えることもできる。東含めて今いるイツメンの存在の大きさに気付いたと捉えることもできる。
一つ確かなのはタイラズマの関係は「友達」というイツメンの大きな輪を通じて変化しているということだ。そしてそれは今後も同様だろう。タイラズマの関係は二人きりでは動かないのだろう。友達との関係の中でゆっくり変化するのだろう。
集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』40話 より
主のイチオシシーン
最新話では全体を通してテンションが高めだった東。
冬休みの間一緒に遊ぶ機会が無く、久しぶりに会ったからこそのテンションではあるのだろう。それと共に今のメンバーが東にとって「気の置けない仲」になっていることが窺える。
物語序盤では友達の友達くらいの距離感であった東である。
少しずつ距離感が近く、自分がどう人と関わりたいかが見えてくる。それが平と東を物語序盤から追ってきた一読者として嬉しいのだ。
開口一番にあらゆる話題を平にぶち込む東が尊い。
両手で拝みながら読んでいたが、イツメンの中でも意図してか平と東は隣に居ることが多い気がする。それに気づいて私もテンション爆上がりである。
集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』40話 より
次回更新は
次回更新は恐らく2023年10月2日(月)になると思われる。
それまで正座待機。