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【感想と考察】『正反対な君と僕』56話「右往左往」【漫画】

 2024年6月10日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)『正反対な君と僕』最新56話「右往左往が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 東が可愛すぎるタイラズマの供給。

 前回の記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 因みに私の推しはタイラズマです。

 皆でタイラズマを全力ですこりたい。

isoisogingin.hatenablog.com

isoisogingin.hatenablog.com

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 最新巻は6巻です!

56話「右往左往」感想と考察

右往左往する東

 さて、前回に引き続きタイラズマ回。間違いなく東の可愛いが詰め込まれた神回であることは間違いない。正直、タイラズマ方面はまた間隔が空くと考えていたため、不意打ちを食らった形だ。

 そして、スポットが当たるのは例に漏れず東。タイラズマでは東から平へは恋愛感情が描かれている。一方で平は東に対してある程度の心を開いているものの、恋愛感情として確定している描写はない。

 しかし、二人は受験生。

 東にとっては一緒に居る時間を増やすために応援団に誘ったり、自習室開放日を共有したりと「平と会うため」の行動が増えている。東本人もそれを自覚してしまったのが、ここ最近の展開の要約だ。

 物語序盤では周りの女子と比べて”大人びて”いる印象だった東。それは読者視点でも同じ雰囲気を感じたと思う。それが今や、平の顔を見るだけで元気になる恋する少女。年相応の雰囲気だ。正直、可愛すぎる。

Ⓒ 集英社 2024

阿賀沢紅茶『正反対な君と僕』56話 より

電車の車両変更

 平は過去の人間関係での失敗を引き摺って、周囲の人の視線を気にする。そのため、平は地元の知り合いと会うことを避けている。そしてその対象の中に東も入っている。

 平はかつて知り合いと会うことを避けるために一番後ろの車両に乗って登校してた。しかし、東が平を対等に見て、応援してくれていることを知って東と同じ車両で登校するようになった(41話「寒暖差」参照)

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Ⓒ 集英社 2024

阿賀沢紅茶『正反対な君と僕』41話 より

 それが今や東は平の姿を見ただけでテンションが上がる。当然、登校のタイミングが合うことも多いのだ。そこで平は車両を変える提案をするのだ。

 普段乗っているのは東が乗車していた前目の車両。そうではない、後ろ側の車両は比較的座れるくらいに空いていること。それらを平は知っている。

 この提案は平と東それぞれに別の感情を与える。平は「東を避けていた」と思われることを危惧する。わざわざ学校に近い方ではなく、後ろの車両に乗車していた。それは遠回しに「東を避けていた」と思われるかもしれない。

 一方で、東は「自分のために合わせてくれていた」と動揺することとなる。かつては後ろの車両に乗っていたが、現在は前の車両に乗っている。それは平が少しでも東と一緒にいる時間を作ろうと考えていることに他ならない。

Ⓒ 集英社 2024

阿賀沢紅茶『正反対な君と僕』56話 より

 ここも完全に恋する乙女モードの東。

 可愛いが限界突破している。

東の恋愛経験

 恋愛経験が豊富なのに、何故これほどに東が右往左往するのか。その理由は物語序盤から一貫して描かれている「東の恋愛経験の偏り・歪み」が原因だろう。

 今回の会話の中でもその一端が表れている。

 片想いが初めて。

 告白をしたことがない。

 告白をされたことがない。

 一体何を基準に恋愛をしてきたのか。しかし、そのような曖昧な関係のままだったからこそ、相手に恵まれることもなかった。そのような意味では東にとって、これは初めての恋愛とも言えるのかもしれない。

 

Ⓒ 集英社 2024

阿賀沢紅茶『正反対な君と僕』56話 より

 中学校の卒業アルバムを見て、かつての平の姿を全て「可愛い」と思ってしまうあたり、「片想い」つまり東が平に恋愛感情を持っているのは明白。問題は、これがどう進んでいくのか。当然、平も次項で記載するように東のことを悪くは思っていない。それが恋愛に発展するかは別なのだ。

 しかし、私はタイラズマが恋愛に発展してほしいと願う。恋愛に発展しない親友的な気を許せる関係に終始することも想定されるが、こればかりは私の宗派の問題である。

二人の約束事

 平としても、東がいることが当たり前となっている。自習室終わりの自販機前での会話。登校時の会話。地元のファミレスでの勉強。これらを平が嫌々やっていることはあり得ない。

 

Ⓒ 集英社 2024

阿賀沢紅茶『正反対な君と僕』56話 より

 問題は平視点でのモノローグが描かれないこと。そのため考察になってしまうが、平は東のことを「カースト上位の女子」と認識している。勿論、一緒に過ごす中でその感情は薄れ、年相応の女子であると認識を改める描写もある。

 そして平は過去の経験を引き摺っている。そのため、その認識が全くなくなることはない。そしてこの「身分違い」の認識こそ恋愛において最も邪魔なものなのだ。これが無くならない限り、平は東のことを「めっちゃ良い奴」にしか認識しない。

 そのためどこかで絶対、平の東に対する認識が変わるような展開が来るはずなのだ。タイミング的には受験が終わった後の卒業前とかになってしまうかもしれない。それでも現状のステータスは「めっちゃ良い友達」であると予想しておく。

 そして、阿賀沢先生の投稿から次回もタイラズマ展開の可能性が感じられる。ここに来て、怒涛の展開+節目になるかもしれない。次回も期待だ。

主のイチオシシーン

 気が付いたら「タイラズマ」ですらなくなり、「タズマ」呼びをする鈴木。平の鋭いツッコミが冴えわたる後ろで、東が平と一緒にいることが周囲にどう見えているかが気になる。その表情が可愛い。マジで。

Ⓒ 集英社 2024

阿賀沢紅茶『正反対な君と僕』56話 より

次回更新は

 次回更新は恐らく2024年6月24日(月)になると思われる。