2023年3月16日発売「ヤングジャンプNo.16」で『【推しの子】』の最新112話「未来に向けて」が掲載・更新されています。
前回の感想記事はこちら。
私は重曹推しです。
記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。
それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
112話「未来に向けて」感想と考察
重曹の卒業
時間の流れは早いもので、時期としては年度末。
重曹は高校を卒業した。どうやら自身の意志で大学を受験することもしなかったらしい。自ら選んだ高卒の道。それは女優として芸能界で生きていくという覚悟の表われだ。
どうやら半年後には卒業ライブが控えているらしい。
『【推しの子】』112話 より
しかし、なんだかルビーと重曹がまるで何事も無かったかのように、卒業を見送り見送られている描写に違和感を覚えた。私の認識だと、ルビーは復讐を決意してからB小町の活動を細め、B小町内の空気感はギスギスしているみたいに思っていた。
どこかで解決されたっけ?
そもそもそんなギスギス存在しなかったっけ?
きちんと覚えている人がいたらコメントを宜しく頼みたい。私の鶏の脳みそを罵ってくれて構わないので。
映画のキッカケ
112話で判明したこと。
それは大きく2つある。
1つ目が、現在五反田監督やアクアが動かしている映画企画はアイの遺したビデオレターがキッカケであること。2つ目は、アイの遺したビデオレターはルビー用とアクア用の2つがあるが、ルビーはその存在を知らないこと。
ビデオレターが遺されているという事実自体は10話の時点で判明している。映画企画の一部と思われるインタビュー。1~10話時点では未来軸となるその描写に1つ、亡くなっているはずのアイのメッセージがあるからだ。
『【推しの子】』10話 より
しかし、そこで「君達」とアイが述べていることから、勝手にビデオレターは1つだと思っていた。だが2つあるらしい。しかも五反田監督が「過保護」と評するように、アクアはそれをルビーには見せていない。
当然、アクアは悪戯でその様な事はしないだろう。
つまり、れっきとしたアクアなりの理由があるのだ。では、そのビデオレターには何が遺されているのか。愛する子どもへの心からの想いがあることは間違いない。一方でアクアが見せないことを選択するようなアイや芸能界の黒い部分も描かれているのだろう。
そして、五反田監督が言うように、ルビーとアクアに対してDVDを分けた理由とは何か。双子であるという設定から、ルビーとアクアが親が異なるなどは考えられない。となると、2人に何かを語る上で異なってくる部分は「性別」であろうか。
15歳というアイが二人を出産した年頃に向けたのか。ビデオレターを分けたのか。それは二人の出生の真実になにかしら黒いものが関わっており、男性のアクアと女性のルビーに対してそれぞれ伝えるべきメッセージが異なったからではないか。
実際の中身は描かれていないので憶測だ。
ただのぼやきとして受け流してもらって構わない。
五反田監督の想い
出資者等の関係からアイ役は不知火フリル。
ただ、五反田監督はアイ同様に美人であり、アイの面影を感じるルビーに演じてほしいと意見を述べる。私も賛成だ。
せっかく実の子が演じる作品において、全く異なる脇役で彼らが出てきてどうする、とは思っていた。ここは既定路線かもしれないが、1つ私としては満足ではある。
そんなことより、アクア。
お前はもっと自身の発言に責任を持て。
何が「こればかりは致し方ない」か。
『【推しの子】』112話 より
今週の重曹ちゃん
高卒重曹ちゃん。
果たして本作が重曹の卒業ライブまで描かれるかは甚だ疑問ではある。しかし、本作のストーリー序盤から、「推しにしてやる」と伏線を張っておいて、復讐後のダイジェストの様な形で重曹の卒業ライブが1コマだけ描かれるなどしたら、その扱いにキレてしまうかもしらん。
『【推しの子】』112話 より
次回の更新は
次回更新は2023年3月30日です。
来週2023年3月16日は休載予定!