新年、あけまして
おめでとうございます。
読者の皆様、今年も「葉のブログ」をよろしくお願い致します。併せて、『【推しの子】』については今年こそは「重曹の年」となるよう願う次第です。
それでは、通常運転で感想の方へ。
2023年1月4日発売「ヤングジャンプNo.6 & 7」で『【推しの子】』の最新104話「対策」が掲載・更新されています。(新年一発目は水曜日更新でした)
前回の感想記事はこちら。
私は重曹推しです。
記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。
それについて、ちょうど一年ほど前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
104話「対策」感想と考察
相変わらずの展開の遅さではある
前回、展開としては重曹がゴシップによる周囲の視線を受け止める心構えを整えたことで終わった。しかし、私としてはそんな本筋の展開よりも重曹もアクアも同じ公園(かつてキャッチボールしうたあの公園)に吸い寄せられているという事実にウキウキではあった。
そんなこんなで迎えた今回。感想としては例に漏れず「展開が遅い」(煉獄さん風に)。1話まるまる使ってどれくらい進展があったかと思えば、何も進展が得られなかったのである。
『進撃の巨人』1話 より
別漫画ネタの引用失礼。
冗談だと思うかもしれないが本当なのである。「アクアが重曹のために何かするぞ」この引きだって前回と何も変わらないのである。少し変化を探すとすれば、ルビーに返事を得ることで何かしらの決意をより固めたことである。
本質的には、芸能豆知識や作者のマスコミに対する主張を漫画のキャラを通してぶつけられただけ。漫画自体の状況としてはほぼ進展が無い、が回答である。
まぁ、見慣れた展開の遅さか。
『【推しの子】』104話 より
重曹のゴシップ
そんな遅い展開の中で語られるのは、重曹の落ち度が低いことである。
ミヤコさんが語るには、「B小町」は週刊記者に付け狙われるようなレベルでは無いとのこと。週刊記者が狙うのは、アイドルグループならば紅白レベルのようだ。
そのため、重曹は本来であれば公の場で気を付ければよい程度のはず。それがシマカンが悪目立ちしていることで週刊記者の目についてしまった。ただ一般映画監督のゴシップなんてほとんど誰も気にしない。そこで重曹の来訪によって鴨ネギ状態になったようだ。
ミヤコさんとしては、芸能人を擁するプロダクションである。そういう記者に撮られないためのノウハウなんかも持っている。ただ、今回の件に至るまでまだ、そのようなノウハウが必要な状態にならないという目測だったのだろう。
『【推しの子】』104話 より
MEMの反応とルビーの反応
ミヤコさんは優しく対応するが、重曹が自分に厳しいタイプなのは読者もご存じであろう。だからこそ、演技の仕事が欲しかったこと、周りが見えなかったことを涙ながらに謝罪する。
そんな時、重曹を支えるのはMEMなのだ。
もうね、皆の精神安定剤。
『【推しの子】』104話 より
芸能人だって人間なのだ。
隙のない完璧人間なんて存在しない。
そうやって心を寄せて一緒に涙できるMEMの存在は偉大である。もうね、重曹を抱きしめるMEMごと抱きしめてやりたい。MEMは良い女なのだ。
一方で、アクアにも思うところがあるらしい。
自分がアイドルの道に誘ったという責任。
だからこそ、重曹を救う手段を打つべきか思惑する。B小町にとって、ルビーにとって痛みが伴おうとも。そしてルビーはそれを快諾するのだ。
この表情は少し読み切れない......
もしかしたら、ルビーも何かしら協力したりするのだろうか。あるいは、逆にアクアの策による痛みを回避するように立ち回るのか。ここは少し今後考えていく。
『【推しの子】』104話 より
次回はついにアクアが解決に動くらしい。
それも少し身内に手痛い解決策なのかもしれない。
今週の重曹ちゃん
今回はここ。
セリフとしては重曹ではなく、MEMのセリフなのだが。アイドル含む芸能人を「着ぐるみ脱いだ所」とテーマパークの演者で例えている。これは役者である重曹には刺さる言葉なのではないか、と勝手に妄想した。
改めて言うがMEMは良い女なのだ。
最近これしか言っていない。
『【推しの子】』104話 より
次回更新は
次回更新は2023年1月19日(木)予定です。
今週合併号だったので、来週はお休みですね。