2022年5月26日発売の「ヤングジャンプNo.」で『【推しの子】』の最新82話「B小町の夜」が掲載され、更新されています。
前回の感想記事などはこちらから。
なかなか本編で解決されない、アクアが誤解しているミスリードについての記事はこちらから。
以前から公言していますが、私は重曹推しです。
記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。
それについて、ちょうど一年ほど前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
82話「B小町の夜」感想と考察
B小町の躍進
新章に入って2話目。
新MV公開からB小町の人気は益々上がっている。
結成1年にしてキャパが1000人のライブを即完売させて成功させる。
(ルビーの影響、新曲のテイストもあるが、メンバーの色気が凄い)
『【推しの子】』82話 より
地下アイドル出身でドームでのライブを成功させた女性アイドルグループは15年間生まれていないらしい。
(これが実際の豆知識なのか、物語上の設定なのかはアイドルに疎いため分かりません)
しかし、現在のB小町はそんな風潮をひっくり返すくらいの勢いがあるのだ。
ヲタクにアイドル界の常識を覆す想像をさせるほどの勢い、しかし一方でヲタクはアイドルのことをしっかりと見ているものだ。
ルビーの雰囲気が変わったこと、メンバー内の雰囲気が少し怪しいこと、いずれも察せてしまうらしい。
『【推しの子】』82話 より
(このヲタクのストレートパンチのような言葉が最高に刺さったww)
今話登場したヲタクたちは、1巻4話や4巻38話に登場済みである。
そのことから、新生B小町だけでなく、アイが所属していたB小町からドルヲタをしている者、MEMを追っている者などが分かっている。
4話の未来軸でもB小町のうちわを掲げていることから、今後もB小町を追い続けることは確定していると言える。ある意味客観的なB小町を読者に伝える役割でもあるのだろう。
『【推しの子】』4話 より
『【推しの子】』38話 より
B小町内の不和
ヲタクもその一端を感じ取っているB小町の「ギスり」。
しかし、それは正しくはB小町内というより、重曹ちゃんとアクアが原因だ。
事務所に帰ってもアクアは重曹に姿を見せようとしない。それが辛いから重曹ちゃんも事務所には戻りたくない。
前話で重曹ちゃんは涙を流していた。
今回はその一人抱えていた、行き場のない想いを打ち明けるのだ。
MEM。お前は本当に良い女だよ。
MEMはその気配り力で重曹ちゃんの様子を気にかけていた。
(年齢的にも圧倒的にこういう部分は大人だと感じる)
そして重曹ちゃんの良き理解者になるのだ。
思わず零れ落ちた気持ちは、重曹ちゃんの寂しさとか辛さとかを表す。
『【推しの子】』82話 より
重曹ちゃん曰く、「付き合うのは応援するから避けるな」
重曹ちゃんに腹の底に沈めていた想いがあったように、アクアにも何かしらの考えや想いがあるのであろう。
結局人間は言葉にしか分からない。
だから、MEMは行動に出るのだ。
『【推しの子】』82話 より
今週の重曹ちゃん
私としては重曹ちゃんからアクアへの気持ちは理解しているし、あかねからアクアへの気持ちも分かる(重曹推しとして認めたくはない)。しかし、アクアの思惑がここ1か月くらいガチで見えてこない。当然重曹にも伝わらない。
そりゃ重曹もガチ泣きしますわ。
とりあえず重曹ちゃんが抱え込まず、想いを吐き出せただけでも私的には進展アリです。本当に良かった。マジでMEM良い女すぎる。
『【推しの子】』82話 より
さて、アクアが重曹ちゃんを避ける理由は、単純にあかねに義理立てしている(このルートならあかねが好きと考えられる)や、重曹への申し訳なさ(この場合は重曹ルートあるかも?)などいくらか考えられる。
重曹推しの私としては当然後者のような希望に縋りつく。
前者が確定した頃には私も爆発四散しているだろう。
いい加減アクアにもわかりやすい男になるか、と思ったら次号休載である。
ほな2週間待機するか。