葉のブログ

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【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.98「僕らは表明した」【漫画】

 当然の様に神回。

 2022年6月7日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新98話「僕らは表明した」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 

 7巻の予約も始まったようです!

 

98話「僕らは表明した」感想と考察

夜に駆けた行方

 山田の安否が分からず不安になって思わず夜に駆けた市川。

 読者的にはまさかのタイミングでの山田パパとの邂逅となった訳だが、それはあくまで読者目線である。当の市川は必死であるし、山田パパの方も中学生が夜の23時に来るという保護者目線からは不安しかない状況だ。

 山田パパは市川を招き入れるも、両親に連絡を入れるように市川に促す。

 

 山田パパは市川に温かい飲み物を用意してくれるが、流石は職業シェフ。

 市川は思考の合間合間に「うまい」が挟まって思考がまとまらなくなる。


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『僕の心のヤバイやつ』Karte.98 より

 

携帯海ポチャの顛末

 山田は山田で市川との通話が途中で途切れてしまったことを心配していたようで、山田パパに市川の家に行って連絡がとれないことを伝えてほしいと電話をする。

 そのため、偶然にも山田の両親の電話越しではあるが連絡が取れた。

 山田の「京太郎」呼びに感涙。

 市川が山田を心配して家を飛び出してしまったように、山田も市川が気になって仕方が無かったということが良く分かる。


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『僕の心のヤバイやつ』Karte.98 より

 

 電話越しの山田は市川以上に焦っているので、市川はむしろ冷静になってしまう。

 他人が自分より動転していると落ち着くのは世の常である。

 

 連絡が取れない状況で心配するというその気持ちは、どうしようもなく恋なのであろう。携帯海ポチャ事件(仮)は意図せず、二人の気持ちを明らかにしてしまう。

 市川は山田パパに、山田は山田ママに。

 その「好き」という気持ちを代わりに言語化するのだ。


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『僕の心のヤバイやつ』Karte.98 より

 フキダシは市川であるがサブタイトル「僕らは」の部分から、山田も同様であることが窺えるだろう。最高の展開である。

 市川は、数日前に山田が急に家に泊まることになったことを山田パパに詫びると共に、山田パパからゲームのフレコを貰って帰宅する。

 (山田と山田パパはめちゃくちゃ仲良くなりそう)

 

後日談にしては荷が重い

 そんな僕ヤバファン正座待機の展開であった海ポチャ事件。

 しかし、この話にはまだ解決していない伏線がある。

 

 携帯が直ったらしい山田と市川は「あ」「ああ」の例のチャットから始まり、市川は山田がラーメン屋に行くことを知る。

 その山田の隣には例の香田ニコちゃんが居る。

 (伏線についての解説は以下の記事にあります)

isoisogingin.hatenablog.com

 会話の中で、広島、山田と伏線が繋がっていく。

 思わず、市川は尋ねるのだ。

 「豚野郎ですか?」

 ヲタクにとって、垢バレは地獄の道―☆

 会話の内容からか、市川と香田ニコちゃんが自分の知らない話をするからか、山田も思わずこの表情だ。(目を見開いているけど美人)


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『僕の心のヤバイやつ』Karte.98 より

 

山田ママパパを添えて

 山田パパからの電話だと思って電話に出た山田ママの反応。

 正しく山田の母親感が出るラブラブ具合である。


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『僕の心のヤバイやつ』Karte.98 より

 

 

100巻に向けての展開予想

 さて、98話にして、放課後デート、バレンタイン、ホワイトデー、名前呼び、両家の親への報告など済ませるものを大体済ませたような気もする。

 となると、やはり残されたのは「告白」だろう。

 100話という節目でもしかしたらそのような一大イベントが来ないかと予想しながら、楽しみに待つ。

 7巻の書影も公開され、楽しみ尽くしの『僕ヤバ』である。