2022年7月21日発売の「ヤングジャンプNo.34」で『【推しの子】』の最新88話「オファー」が掲載され、更新されています。
前回の感想記事などはこちらから。
以前から公言していますが、私は重曹推しです。
記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。
それについて、ちょうど一年ほど前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
88話「オファー」感想と考察
予想通りのパワハラ展開のみ
展開としては前々回、前回に引き続きの繋ぎの回。
(相も変わらず、話の本筋はなかなか動かない)
簡単に要約するのであれば、AD吉住が自身の妹、寿みなみ、星野ルビーと「東ブレ」コスプレを題材とした番組のキャストを揃えたものの、直前になって権利の関係で、オリジナルか、ギリギリまで似せるかに変更する必要があるというパワハラを上司から受ける。
実際の対応は、AD吉住とコスプレイヤーである妹でなんとかするのであろう。
しかし展開としては、登場時から業界の闇を抱えた頭の悪いパワハラ上司が「コスプレ」というコンテンツにおいて重要だと前回示唆された権利問題に引っかかり、ADがパワハラを受けるというどこまでも予想通り過ぎる展開でびっくりだ。
『【推しの子】』88話 より
自分が出演する番組の悪い情報をしっかりADに伝えるあたり、先週の話の寿みなみの言葉を借りるのであれば、ルビーも芸能界に染まっている。
ここまで予想通り過ぎて面白いとは正直言えない。
ここ2.3話で炎上しそうな伏線というか設定を散りばめるだけ散りばめられている。どれもあからさま過ぎて予想の範疇を超えない。
そして、予想通りな部分が物語の根幹とそれほど大きく繋がっていないっぽいのがこれまた質が悪い。
アクアが父親の真相を突き止めるべく動いた舞台編などとは変わり、今回の章では物語の中心はルビーと元苺プロ社長の壱護である。現在、この二人は本章の展開に大きくは絡んでいない。(章の前半パートであることを考えれば妥当かもしれないが)
故にここ3週間ほどの『【推しの子】』は敢えて言葉を悪く言えば、流し読みで十分な展開である。ここから盛り上がることに期待したいが、なにせ重曹の気配が微塵も感じられず個人的にはつまらないという言葉に尽きる。
鈴音コミミ(住吉未実)の行方
私自身は普段Vtuberの配信を観ることがあるので、この単語に違和感はない。
しかし、聴きなれない人も居るだろう。
詳しく知りたい人は今話冒頭の説明で分からない単語をググればなんとなくは分かるかもしれないので、ここでの説明は割愛したい。
さて、兄に無理矢理出演させられ、パワハラ上司からはエロい目で見られそうな鈴音コミミである。今章で新登場の女の子。
番組自体はルビーが関係し、今話最後にAD住吉とコミミがコスプレをどうにかしようと努力するシーンがあることからも大きな失敗はしないだろう。
(権利問題や視聴率問題などでもう一悶着くらいはあるだろうが)
そうなると気になるのは、コミミというキャラクターの行方だ。
『【推しの子】』88話 より
今章でサヨナラか、今後も登場するか。
しかし、コミミはアクアとルビーの出生に関わっている様には思えない。で、あるならば、今後も登場すると仮定した場合にB小町加入という展開の可能性が見えてくる。
根拠はないので考察通り越して妄想であるが、可能性として書いておく。
今週の重曹ちゃん
気配なし!
この章は1コマも登場しない可能性あるわね。
ガチで重曹の需要と供給が見合っていない。