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【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』番外編1「足立くんが補足してくれる回」番外編2「宝物を世界に見せびらかす回」【漫画】

 2022年7月19日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』番外編1「足立くんが補足してくれる回」番外編2「宝物を世界に見せびらかす回」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 100話到達めでたい前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

番外編1「足立くんが補足してくれる回」感想と考察

足立のクラスは

 さて、悪い奴ではない友達である足立のクラスが市川と同じではないことが100話で判明した。クラスが何組かは明記されなかったが、市川や山田と離れ離れになったことは間違いない。

 そんな足立としては市川の1組が羨ましいようだ。

 山田に加えて、半沢さんや安堂さんもいる1組はヒエラルキー上位の女子が集まっているようなのだ。(足立談)

 市川としては恐らくどうでもいいのだが、他人に羨まれるのは悪くない。

 このように素の性格の悪さを躊躇うことなく出せる辺りに、足立や神崎と市川の仲の良さを感じる。仲良くなったのは最近であっても、それは「友達」なのだ。


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『僕の心のヤバイやつ』番外編1 より

 一方、神崎は市川と同じくらすではあるものの原さんとは別クラスになったようだ。(ということは、市川、山田と原さんも別クラスである)

 神崎も市川を羨むのだ。

 神崎の場合は、自分は原さんと同じクラスになれなかったのに、市川が山田と同じクラスになったという事実に対してである。

 しかし、ここで足立が気付くのだ。

 市川が山田と同じクラスであることが何故良いのか、と。

 市川は一瞬の躊躇いの後、一番仲良いからと、素直に答える。お互いに好き合っていても、告白を通さなければ、その関係は「仲が良い」以外のなにものでもない。

 嘘ではなく、誤魔化しでもなく、現状を正面から伝えたその言葉に、足立は何かを察するような間を置くものの納得した様子を見せる。

 足立の「たまには一緒に帰ろうな」という言葉には、市川と山田が好き合っていて、一緒に帰るような仲であることに気づいている可能性も考えられる。

 (流石に考えすぎか?)


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『僕の心のヤバイやつ』番外編1 より

番外編2「宝物を世界に見せびらかす回」感想と考察

 市川は山田から貰ったウォレットチェーンをつけて買い物へ出かける。

 市川ママからは「レトロ不良スタイル」と言われるが、以前までと比べるとファッションセンスが上昇していることは間違いない。

 勿論プロのモデルが選んだチェーンのお陰もあるのかもしれない。

 そんな市川と偶然にも出会うのは休日仕様の吉田である。

 エッッッ

 思わずそう叫んでしまったのは、へそ出しスタイルの服装と、そこからチラ見えしている鼠蹊部のラインのせいである。バカ可愛いが。


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『僕の心のヤバイやつ』番外編2 より

 そんな吉田は市川の財布に着目する。市川はカツアゲされると誤解したようだが、実際には山田にウォレットチェーンをつけている様子を見せたかっただけなのだろう。

 恐らく、市川がホワイトデーにプレゼントを散々悩んだように、山田も悩んだはずである。悩んだ結果吉田に助けを求めたことも当然である。

 だから吉田は市川のチェーンが山田からのプレゼントだと気づいているのだ。

 気づいた上で、プレゼントが喜んでもらえるか不安を抱えている山田を安心させるように証拠写真を送り付けるのだ。当然、山田は市川が自分の渡したチェーンをつけていることに足をバタバタさせるほど喜ぶのである。


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『僕の心のヤバイやつ』番外編2 より