2023年1月10日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で『僕の心のヤバイやつ』最新112話「私は伝えたい」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。
前回の感想記事はこちらから。
112話「私は伝えたい」感想と考察
女子会の定番コイバナ
中学校生活一度きりの修学旅行。
その場で、遂に告白をした市川。しかし、祝いたいギャル安藤カンナの登場により二人はその場から逃げるように立ち去った。そのために重要な問題が発生する。
山田は市川の告白に返事をしていないのだ!
当の市川は告白をしてしまったという恥ずかしさと満足感から気づいていないかもしれない。しかし、山田はモヤモヤするのである。そしてあれよあれよという間に女子部屋に吸い込まれる市川。
このようにして女子部屋=女子会(男子が一人隠れている)という漫画の世界だから許される展開になる。勿論隠れている市川は気が気でない訳だが、部屋の女子はそんな市川の存在に気付くこともなく修学旅行を満喫するのだ。
そして女子会と言えばコイバナである!
私としては、女子会と言えばコイバナか枕投げの二択と想定していた。枕投げであれば布団の中に隠れていた市川は見つかること必至である。そのような意味ではコイバナという選択は市川にとっては九死に一生を得たと言える。
しかし、コイバナという選択が行われたことで、好きな人(市川)の目の前でコイバナをするという地獄の展開が山田を襲うのだ。そんな山田の回答は「好きっていう人」。当然告白したばかりの市川にとっては悶絶ものだ。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.112 より
ここらで限界を迎えたのか山田は意図的に話を逸らす。女子たちはライアーゲームの如くコイバナを始める。(関根が告白されたことがあるのは本当で、倫と吉田は嘘なのだろう)
そんな中、会話は大人の恋愛へと移る。関根は山田に大人の恋愛は告白より先にセッ…をすると伝えるのだ。しかし、山田は「告白された方が嬉しい」と猛反発。
理性VS本能
さて、ここまで長々と女子会について語ってきた。
しかし、忘れてはいけない。市川はずっと山田の布団の中にいるのである。常に同衾状態である。それが、消灯後にどうなるか。山田も寝る体勢をとるため、完全にセッ…する前のそれであるのだ。
市川は必死に素数を数える。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.112 より
遂には限界を迎えて市川の市川が起きてしまうのだ。人間の生殖機能。正しく本能。本人がいくら素数を数えていたとしても、起きてしまうものは起きてしまう。
そして、山田は思わず飛び上がってしまう。
その反応を見て同部屋の女子たちは山田を怪しむ。絶体絶命の状況である。
しかし、何故か窓の外には神崎の姿が。シーツをベランダに括って降りてきたようである。その姿を見て、女子は一目散に部屋の外に逃げていく。かくして、市川はその混乱に乗じることで無事に女子部屋を離脱したのである。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.112 より
山田の部屋の真上は市川の部屋であり、神崎も同部屋だったことが窺える。もしかしたら、神崎は市川が部屋に帰ってこないのを察して山田の部屋に助けに行ったのかもしれない。(あくまで憶測であるが…)
そして、何故か神崎と一緒に正座させられる足立。本当に、お前は一体何をしていたんだってばよ。
私は伝えたい
女子会の話題にも上がった恋人の関係性。大人は告白なんてせずに、身体の関係を持つのかもしれない。それでも山田は告白されて嬉しかった。だからこそ、山田自身も伝えたい。
今は言葉にならない。
それでも「私は伝えたい」。
その意思表明はするのだ。
市川もそれを承諾する。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.112 より
主のイチオシシーン
あまりにも寝付きが良すぎる半沢さん。
騒動の中でも目を閉じて寝たままなの可愛い。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.112 より
次回更新は
『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。次回更新は2022年1月24日予定だ。