葉のブログ

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【感想と考察】『【推しの子】』105話「記者」【漫画】

 今回はようやく核心に迫ってきた感。

 2023年1月19日発売「ヤングジャンプNo.8」で『【推しの子】』の最新105話「記者」が掲載・更新されています。

 前回の感想記事はこちら。

isoisogingin.hatenablog.com

isoisogingin.hatenablog.com

 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、ちょうど一年ほど前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

isoisogingin.hatenablog.com

105話「記者」感想と考察

アクアの取れる手段

 さて、久しぶりな気がする『【推しの子】』最新話。重曹のスキャンダルに対して、どうやらアクアが何かしらの行動を起こしそうなところで終わっている。

 人を食い物にする芸能界。

 未成年とは言え、重曹も立派な芸能人であり、その周囲には多くの利権が絡みついている。その利権にしがみつく盲目な大人には真実だとか嘘だとかは関係ない。

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『【推しの子】』105話 より

 そんな大人に対抗する手段。

 それは、「バーター取引」である。

 止めて、なんて言って止まる人ではない。記事を差し止めるお金なんて苺プロには無い。そんなアクアに取れる手段は、同等以上の真実との交換なのだ。

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『【推しの子】』105話 より

 この展開は予想通りに最高である。

 「重曹のスキャンダルを止める」という目的と、「アイの隠された真実を明るみに出す」という目的。それら2つの目的を見事両立させて実行した。

 ルビーに確認を取ったとは言え、ルビーの表情を見るにこのバーター取引は知らなかったようだ。そうなるとアイの真実と、子ども(ルビー・アクア)の存在の開示はルビーにとっては辛い選択肢になるかもしれない。

 だが、ここでアクアにとって重曹の存在が、唯一の手札である真実を切らせる程に大切なものであるという示唆も得られた。重曹推しとしては最高である。

真実の行く末は

 重曹が世間から好奇な視線を向けられることは避けられた。しかし、バーター取引である。重曹のスキャンダルと同等以上の真実での取引。アクアにとって、アイの子どもであることは最大の切り札である。

 取引であるからには代替が起こる。好奇の目を向けられるのは、世間から注目の的になるのは、ルビーとアクアに変わったのだ。

 アイの真実が注目を浴びるのは、未来軸でのアイを題材にしたと思われる「作品作り」にも整合する。確実に以前から考察している結末へと近づいている感じがようやくしてきた。来週以降も期待して待ちたい。

今週の重曹ちゃん

 現実と向き合い、それでも「とりゃ!」と一歩を踏み出せる。これはある意味重曹とあかねの対比的な表現でもある。そして一歩踏み出せる力強さこそが重曹の魅力でもある。

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『【推しの子】』105話 より

次回更新は

 次回更新は2023年2月26日(木)予定です。