葉のブログ

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【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.104「僕の方が好きだ」【漫画】


 僕ヤバは常に神回。

 安定の尊みで溢れている。

 2022年9月13日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新104話「僕の方が好きだ」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

104話「僕の方が好きだ」感想と考察

足立との勝負

 足立に騎馬戦でタイマンを挑まれた市川。

 市川としては、足立が山田を好きなこと、そして山田に良い所を見せたいという足立の思惑が見えてくる。(足立が市川が山田のことを好きだと感づいているかは明確には描写されていない)ずっと足立が山田を好きであることは知っていた。

 その一方で、市川は山田と想いを通じ合わせつつあり、沢山の秘密が増えていく。その関係が進むほど、秘密が増えるほど、市川は足立に対して後ろめたさを覚えるのだ。

 市川がモノローグで語る様に、恐らくこのタイマンの勝敗に意味はない。残酷なことを言えば、市川が勝てば山田は喜ぶだろうし、市川が負けたら山田は励ますのだろう。そもそも勝った方が山田に好かれる訳でもない。そのような意味で足立に勝ち目はない。

 結局、結果は関係ない。

 男と男の意地のぶつかりあいなのだ。

 市川としては、「山田を好きだ」と自覚し、山田に好かれているという自信もついてきた。しかし、だからと言って足立との勝負を避けるのは、「卑怯者」な気がする。足立の想いを知っているからこそ、自分は正面から戦わなくてはいけない。

 市川京太郎は真面目なのだ。


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『僕の心のヤバイやつ』Karte.104 より

今回は筋トレ回

 そんなこんなで体育祭に向けてトレーニングを始める市川。ランニング中に犬の散歩をする山田と出会う。犬語で喋る山田は、あまりの恥ずかしさに市川にジト目を向ける。

 (山田にしては珍しい表情だ)


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『僕の心のヤバイやつ』Karte.104 より

 トレーニングをする市川をみて山田は提案するのだ。

 一緒にダッシュをする、と。

 その提案の流れで、どこかへ向かう二人はあれよあれよと、自然に山田家に二人きりになる。

 (あまりにも自然な導入に衝撃的)

 そして何とはなしに二人きりで筋トレをするのである。

 (確実に健全)

 どうやら山田は市川のトレーニング姿を見て、ある思い付きをする。そして、「お弁当はもってこなくてよい」、と市川のお弁当を作る気満々の言葉を放つのである。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.104 より