皆さん、新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
という訳で本年も『【推しの子】』の感想記事を書いていこうと思います。2022年1月6日発売の「ヤングジャンプNo.06&07合併号」で『【推しの子】』の最新67話「飲み会」が掲載され、更新されています。
前回の感想記事はこちらから。
以前『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。また、この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
2.5次元舞台編が終わり、遂に新章プライベート編の開幕です!
67話「飲み会」感想と考察
舞台はまだまだ続く
2.5次元舞台編が終わり、新章が開幕!
とは言っても舞台が急に終わる訳ではない。
漫画やアニメのような創作物とは違って、紙や映像のような記憶媒体を用いないコンテンツ。舞台とはその期間中繰り返し同じように”最高”の演技を続ける必要がある。
私たち読者が読んでいてもカロリーが高い演技。
それを連日披露する役者の疲労は日に日に溜まる。
一般社会人であっても月火水木と頑張って金曜に飲みに行く。
結局人類全員「飲み」という文化を好むのだ。
当然、あかねのように予約や肉を焼くことを積極的に買い出るタイプの人も居れば、重曹ちゃんのように飲み会という騒がしい場が苦手な人も居る。
しかし、そんな重曹ちゃんもアクアが居れば問題なしなのだ。
『【推しの子】』67話 より
役者論と古株
「飲み会」とはついつい口が緩むものだ。
お酒のせいだとか、その場の雰囲気だとか、様々な要素があるのだろうが、飲み会に普段は話さないような熱い想いや秘めた想いを語ることは少なくない。
アクアはここぞとばかりに『劇団ララライ』代表の金田一に接近する。
金田一はアクアを評価している様である。
ちなみに今日初めて知ったが、ここで登場する『千秋楽』は興行最終日を表す言葉であるそうだ。一つ賢くなった。
『【推しの子】』67話 より
金田一はララライの最初から居るらしい。
話の中で金田一が犯した「若い頃の失敗」にアクアそして同席していた姫川は興味を覚える。
プライベート
アクアと姫川はララライ代表金田一を連れて芸能人御用達のバーへ向かう。
姫川は最近成人したようで、このような店を嗜むようだ。
芸能人のように自分自身を「売る」世界の人たちは、それ故にプライベートのあれやこれや一つでも世間で騒がれる。だからこそ、芸能人は同業者のようなある意味秘密を共有できる口の堅い人たち、場所でしか遊べない。
(アクアがバーでオレンジジュースを頼むの可愛い)
姫川は養護施設出身らしく、金田一に見いだされたらしい。
姫川もアクアも何かが欠けている人間であるという点で共通している。
欠けているからこそ、周囲に合わせようと「演技」をする。
それはある種の才能である。
語るだけ語って寝てしまった金田一。
結局昔の失敗話は聞けずじまいなのだが、話は此処では終わらない。
アクアは姫川と「父親が同じ可能性がある」ことを示唆する。
『【推しの子】』67話 より
うっすら展開考察
近々、改めて以前書いた『【推しの子】』ガチ考察記事をアップデートしようと思うので、詳しい話はそちらで書こうとは思うが、少しだけここにも書こうと思う。
まず、父親が同じであって母親が同じではないことは確定である。
また、姫川を最初から狙い撃ちしていたような発言があったことから、今までに登場したキャラクターの中でアクアとDNA的につながりがあると考えられるのは姫川だけであると考えられる。
重曹ちゃんやあかね、その他のキャラクターが何かしらの繋がりがあるのであれば、DNA鑑定で結果が得られ、今回の様に父親を尋ねる展開になっていたであろう。
さらに妄想するなら、姫川も養護施設に居たことから、父親のことをそれほど知らない可能性がある。そうならば、姫川もアクアの復讐に関して「父親」を探すという点において協力者になる可能性がある。
アクアには父親を殺したいほどの動機があるが、姫川にはない。
そして、この物語の最終局面はアクアが父親を殺すなんて安直な展開にはならないと考えられる。(私が以前から考察しているのは、父親やアイの真実に関する映画作りとそれを世に公開すること)
アクアが父親に対して強い衝動を持った時、実の父親という点で姫川がアクアを止めるようなストッパー的な役割になるかもしれない。
なんせ、新章は「プライベート」。
父親、母親というのは、DNA情報というのはある意味一番のプライベート情報である。
2.5次元編で多くのキャラが登場しただけに、今まで居たキャラも合わせて、新章でアイの真実へと巻き込まれていくことは間違いない。そしてその軸にアクアと姫川が居るのは確定なのだろう。(おそらくルビーも)
今週の重曹ちゃん
完全に解釈一致ではあるのだが、チョロインの先頭を全力ダッシュで駆け抜ける重曹ちゃん。ジンジャーエールでここまで酔える(熱くなれる)のは役者故かもしれないが、流石である。
なぜ、ジンジャーエールで瞼が重そうなのか。
解釈一致なのだが気にはなる。
こうやってジンジャーエールで酔っているうちに、アクアが居なくなって、後からアクアが居ないことに気づいてオロオロして、結局不機嫌になる重曹ちゃん。おそらく、後からそれっぽいバーに行っていたことを聞いて更に不機嫌になるだろう重曹ちゃん。
『【推しの子】』67話 より