葉のブログ

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【感想と考察】『正反対な君と僕』42話「真意それぞれ」【漫画】

 2023年10月16日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)『正反対な君と僕』最新42話「真意それぞれ」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回は最高のタイラズマ回でした。

 前回の記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 因みに私の推しはタイラズマです。

 皆でタイラズマを全力ですこりたい。

isoisogingin.hatenablog.com

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42話「真意それぞれ」感想と考察

鈴木の思惑

 サブタイトル「真意それぞれ」。

 その名の通り、今回は図書室を舞台に4人の思惑が交錯していた。とは言え、西さんと山田に関しては、従来通りの両片想い状態。敢えて述べる必要があるとすれば、その隅に居た鈴木と谷の二人であろう。

 鈴木の思惑は分かりやすい。

 谷に図書委員のスケジュールを尋ねる鈴木は明らかにいつもとは違うのだ。以前、谷が鈴木が嫉妬しているのではないかと疑った時ど同様だ。鈴木は隠すのが上手くない。

集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』42話 より

 本人は終始一貫して「谷くんに会いに来た」と主張する。しかし、山田を率先して連れてきたこと、図書館に入るなり西さんと山田を二人にしようとすること等、明らかに他人の恋愛模様を楽しんでいるのだ。

 挙句の果てには、谷本人にも「嘘くさい」と言われる始末。

 この絶妙に嘘がつけない素直な所が、鈴木らしさではある。

西さんと山田の距離感

 西さんと山田の関係。

 それは冬休みを越えた今でも「友達」である。

 ただし、連絡を取り合い、一緒に出かけることもある。「好き」と言葉にはしないが、山田は行動で想いを伝えている。そして西さんは山田の行動を受けて、山田の想いを受け止めようとしている。

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』42話 より

 まだ本名を呼ぶのでさえ恥ずかしくなる間柄。

 しかし、確実に西さんは山田の感情を理解しているのだ。その上で西さんは拒絶をしない。むしろ自身も山田のことを目で追っているのだ。

 恐らく、二人が恋人関係になるにはまだ時間が必要だ。

 しかし確実に良いカップルになること間違いなしだと確信した。

谷の思惑

 そんな恋模様が描かれた図書館。

 その中で一人ミステリー小説の如く思考をしていたのが谷である。鈴木の様子から、図書館に来た理由が別にあることを察した谷は、あれこれと思考を巡らせた。

 そんな中で決定的瞬間を目撃する。

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』42話 より

 帰り道で別の方向に別れた西さんが山田のことを見ようと振り返っているのだ。たった一瞬の西さんの挙動。しかし、当然谷自身に振り返られる理由は無い。そこで点が戦になるのだ。

 図書館に鈴木が山田を連れてきたこと。

 山田の「好きになりに行っている人が居る」という発言。

 山田と西さんの会話に出てくる「また」という副詞の存在。

 様々な点が一つに繋がって、谷は「西さんと山田がそれぞれ好き合っている」という結論に至る。まさか堅物のイメージである谷が気づくとは…。個人的には付き合うまで気づかないものだと決めつけていた。

 こちらも、鈴木との恋愛を通して他人への関わり方が変わりつつあるのかもしれない。そのような意味では、谷の成長回でもあったと言えるだろう。 

主のイチオシシーン

 物語登場当初は、自信が無かった西さん。

 何事にも自分を卑下したところから始まる判断や考え方は恋愛への向き合い方にも影響していた。それが山田との出会い・やり取りを通じて、山田の真っすぐな想いを正面から受け止めんとする姿勢が見えてきた。

 山田がおそらく自分のことが好き。

 山田のアプローチが西さんの自信に繋がっている証明だ。

 なんとも良き関係性だと言えるだろう。

集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』42話 より

次回更新は

 次回更新は恐らく2023年10月30日(月)になると思われる。

 それまで正座待機。