2023年4月27日発売「ヤングジャンプNo.22&23合併号」で『【推しの子】』の最新116話「責任」が掲載・更新されています。
前回の感想記事はこちら。
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私は重曹推しです。
記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。
それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
119話「責任」感想と考察
前回の読み違いについて
一応前118話の感想記事で既に訂正はしておりますが、私の読み間違いがあったのでこの場で改めて訂正と謝罪をさせてください。
118話にて、私は「既にあかねとルビーが映画の題材が「アイ」の真実を描いたものだと知っている」と勘違いしていました。私としては、漫画全体の流れとして映画がアイの真実を描いたものであると明示されています。
それを受けてそのような勘違いをしていました。しかし、冷静に考えればそれを知っているのは映画関係者のみ。アクアや五反田監督などは知っていてもそれがあかねやルビーに漏れていたら機密漏洩ですもんね。
なので、前回のラストシーンは「あかねがその持ち前の推理力を発揮してルビーに映画が「アイに関わるものであること」を伝えるシーン」である。完全に僕のクソみたいな読解力が出てたので、ここで改めて触れておきます。
映画の台本
それを受けてのアクアの台本は、以前から明示されているように正しく「アクアの復讐」そのものである。アクアが元を作成した台本。それは当然の如く、悪意に満ちただシナリオになっている。
しかし、映画はシナリオが全てではない。
それは今まで舞台編や『今日あま』編で描かれてきたことでもある。そもそも脚本は良い必要がある。しかし、脚本が良くてもそれを演じる人によって作品の評価は変わる。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』119話 より
だからこそ、不知火フリルは問うのだ。
あかねかルビーか自分か。
誰がアクアが想像するストーリーを演じきれるのか、と。
その話を聞いたうえでルビーも意識が変わる。私の中では、急に闇落ちしたきり、キャラ感が掴めなかったルビーである。そんなルビーが断言するのだ。
ママの気持ちを分かるのは私以外いない。
復讐を決意していたルビー。その想いをぶつける先としてこれほど適切なものはないのかもしれない。というより、それはルビーがやるべきだという使命感かもしれない。
アクアの考えに賛同するわけではない。
それであっても、ほかの人にアイを演じさせる訳にはいかない。その役割はルビー自身が担いたいのだ。
オーディションの行方
オーディションの行方はるルビーで決まった。
というより、ルビーの熱意に火がついてしまい、ルビーが勝つまで終わらない展開となったために、最終的にルビーで合意した。
つまり、ルビーの演技がアイを演じるために現状最適とは言えないということでもある。ここから映画製作を通じてどのように成長していくかは1つ見どころとなるのだろう。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』119話 より
あかねとアクア
一方であかねはルビーの使命感と熱意に押され、ルビーへの負い目から演技が精彩を欠いたとの表記がある。これは実際に描かれた訳ではない、モノローグなのでどのような演技をしたかは分からない。
ただ、その中であかねも1つ決意する。
もう会わない。その言葉をなかったかのように、しかもアクアの方からあかねを待っていた。そんなアクアにあかねは宣言するのだ。
アクアくんの企みは私が止める
あれ、あかねは復讐賛成派では?
オーディションで自分がアイ役に相応しいと断言したところからも分かるように、アイを演じきるという意味で復讐に乗っかる形だと思った。しかし、オーディションの結果からか、ルビーに押されたからか、あかねは復讐反対派に鞍替えしたのかもしれない。もしくは、復讐には賛成であるものの、アクアのやり方が気に入らないのかもしれない。
そこらへんは考察か、はたまた私の読み違いか。
しかし、はっきりとアクアに宣戦布告する。
それにアクアも乗っかるのだ。
(完全に悪役の顔だ)
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』119話 より
今週の重曹ちゃん
今週も出番なし。
一方で、煽り文には「一方、有馬かなは?」とある。つまり、GW明けは重曹確定演出である。それまで2週間正座待機!
次回更新は
次回更新は2023年5月11日(木)です。
GW休みが入るので、また一週間空きますね。