2023年7月6日発売「ヤングジャンプNo.32号」で『【推しの子】』の最新123話「悪手」が掲載・更新されています。
前回の感想記事はこちら。
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私は重曹推しです。
記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。
それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
なので、以下に含まれる感想の内容にも『【推しの子】』の恋愛要素(特にアクかな)に焦点を当てた内容が多くなります。上記内容が苦手な人、宗派が合わない人はブラウザバックしていただければ幸いです。
123話「悪手」感想と考察
アクアの最悪の選択
アクアの選択。
それは「前世の開示」。ルビー(さりな)に対して自身がゴローであることを告白すること。それによって事実、ルビーは心の支えを手に入れた。
要するに、アクアはルビーが苦しむ姿を見るのに耐えられなかったのだ。
しかし、これは悪手であるらしい。
謎の少女が言うように、復讐を実行する悪役を演じきれなかったアクアの甘さとも言える。ルビーの台詞を引用するのであれば、「嘘を重ねる度に自分がなりたかった方向と違う方向に進んでる」。これはアクアにも通じる言葉なのだろう。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』123話 より
その結果として、ルビーはアクアとゴローを重ねた。
ルビーはゴローとの結婚を人知れず望むのだ。
先週私が予想した、最悪の展開と言える。
(先週の感想記事を皆さんにも読んで欲しい)
改めて、この展開は私個人の趣味嗜好から言うなら、最悪の展開である。単純に私が重曹推しであること、そして近親相姦系の恋愛を好みとしないことが主な要因である。
好きな人は好きだろう。
私だって、前世で想った相手と結ばれる展開に感じる尊さに近い感情は理解できるつもりだ。しかし、二人は血のつながった兄妹なのだ。そしてその血縁関係は、この物語の主軸であるアイという存在を以てして確かである。
まさか、二人が別の腹から生まれた子どもという展開は無いだろう。
であるならば、前世である前に現世。二人の恋愛は私個人としては胸糞以外の何物でもない。だからこそ、せめてルビーの一方通行であり、アクアはその感情に気付かないor跳ねのけるくらいしてもらはないとゲンナリするばかりだ。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』123話 より
私としてはルビーからアクアに対する感情は恋愛感情じゃなきゃ駄目だったか?という気持ちだ。重曹の恋愛感情は分かる。あかねの恋愛感情も、まぁ分かる。その中でルビーがアクアに抱く感情は信頼などではなく、恋愛感情となった理由を知りたいまである。(これはメタ的な話だが)
アクアとルビーのすれ違い
ここで一つ重要なことが起きている。
上述したようなすれ違いが起こる原因として、アクアはルビーを「ルビー」として扱っている一方で、ルビーはアクアを「ゴロー」として認識している。これが問題のように感じる。
つまり、アクアは既に前世と現世の折り合いをつけているのである。
かつて重曹とキャッチボールをしたときに、語っているように前世と現世の適合である。前世の経験や知識はあるものの、そこの存在を混同したりはしていない。
集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』30話 より
一方で、アクアの自己開示以降、ルビーはアクアに対して「せんせ」と連呼する。それが指し示すように、ルビーはアクアを前世の記憶と重ねている。前世では心の支えとなる存在がアイとゴローしか居なかった。現世ではそれらの存在を失ったと思っていたのに、急に1つその支えがあることを知らされた。
そんな訳で、前世の存在と現世の存在を混同している節もある。「お兄ちゃん」と呼んではいるが、その対象に見ているのは「アクア」なのか「ゴロー」なのか。
アクアはゴローであるが、ゴローはアクアではない。
身体含め、記憶の延長、人間関係を考えると同一視はしてはいけないのだ。
現状のルビーは「アクア」ではなく、「ゴロー」を見ている。
私がこのような意識を持って読んでいるからこその感想かもしれない。それでも、実の妹がヒロインに参戦してアクアが救われる未来が私としては見えない。そんな感想だ。
最新12巻は7月16日発売
最新12巻の書影が公開された。
表紙はフリルの様だ。
7月16日発売なのでチェックだ。
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7/19(水)同時発売です❕👼🏹🩵🌈
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累計1200万部突破しました😭👏🎊
最新刊、表紙はフリル🎵
アニメ一期ロスのあなたの心にそっと寄り添う最新刊🎵
(内容はいつも通りそれなりに大変です)
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今週の重曹ちゃん
出番なし。
次回更新は
次回更新は2023年7月20日(木)です。
次号休載!