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【感想と考察】『正反対な君と僕』35話「ピエロ」【漫画】

 2023年7月10日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)『正反対な君と僕』最新35話「ピエロ」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 因みに私の推しはタイラズマです。

 皆でタイラズマを全力ですこりたい。

isoisogingin.hatenablog.com

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35話「ピエロ」感想と考察

平の過去回

 クリスマス当日。

 そんなイベントとは裏腹に、本編は一言で表現するならば、「平の過去回」であった。高校デビューしたこと、それで苦い恋愛経験をしたことが既に明かされている平。その過去の詳細が明らかとなった。

 背が高くて、顔が良い。

 中学校時代の人間関係とは無縁の高校に進学したために、平はその外見から女子に声をかけられた。しかし、端的に言えば外見を見て寄ってきた女子にとって、平は理想とかけ離れていたのだ。

 その結果は「たった1回のデートで振られる」という事実。

 それ以降、平は舞い上がっていた自分に対して羞恥心を覚えるのだ。

 私からしてみれば、好きになった人に対して「思ってたのと違う」という感情は失礼であると感じる。平には「そんな奴忘れて、お前を認めてくれる人を探そう」などと声をかけたい。

 しかし、思春期真っただ中の平には難しい。

 高校進学を機会に変化した。したハズだった。

 その感情が全て「舞い上がっていただけ」と否定されることとなったこの経験は平にとってのトラウマとなる。元より、「周囲からの目」を気にする性格だから尚更だ。

 だから平は人間関係に臆病であり慎重なのだ。

  集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』35話 より

 (サンタ姿で真剣に悩んでいる平の構図が最高に面白い)

平にとっての大切

 平は人間関係で失敗を重ねてきた。

 中学校時代の同級生との関係。高校時代の初の彼女との関係。

 そうやって臆病になって慎重になって、それでも平は最近の学校生活を「楽しい」と評していた。それは鈴木や谷を含む友達が出来たことが大きいに違いない。

 そして現実としてその関係の良さが表れる。

 バイトを冷やかしに谷と山田が表れる。

   集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』35話 より

 特に約束をしたわけでもない。それでも自然と集まる。

 無理をして仲良くしたい訳ではない。

 平としても自然体で仲良くできる気の合う仲間である。

  集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』35話 より

 だから、平は一緒にケーキを食いたいのだ。

 クリスマスに気の置けない仲間と食うケーキも悪くないのだ。(貰ったと言っていたケーキも実は平が買っている当たり、これは確実に平の意思である)

主のイチオシシーン

 クリスマス当日に男で集まってケーキを食べる図。

 彼女持ちや好きな人がいるなど、各々心持ちは違う。しかし、約束をしたわけでもなく自然と集まっているのはそれだけ気の置けない仲であることの証明だ。

 平にもこんなに大切な人たちが居る。

 それが尊いのだ。

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』35話 より

次回更新は

 次回更新は恐らく2023年7月24日(月)になると思われる。

 それまで正座待機。