葉のブログ

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【感想と考察】『正反対な君と僕』33話「多感ジャンクション」【漫画】

 2023年6月12日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)『正反対な君と僕』最新33話「多感ジャンクション」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 因みに私の推しはタイラズマです。

 皆でタイラズマを全力ですこりたい。

isoisogingin.hatenablog.com

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『氷の城壁』単行本化おめでとうございます

 『正反対な君と僕』の偉大なる作者、阿賀沢紅茶先生の前作『氷の城壁』の単行本化が決定したようです。おめでたい!!

 『正反対な君と僕』に劣らず、人の内面をしっかりと描いた良作です。

 私自身もいつか単行本化しないかと首を長くして待っていました。そして阿賀沢紅茶先生のHPでも単行本化についての情報は「お問い合わせはご遠慮ください」と記載があったことから、多くの人が待ち望んでいることも確信していました。

 読者としても、本当に嬉しい限りです。

 そんな『氷の城壁』は7/4(火)に発売だそうです。

 私は既に予約しています笑笑

33話「多感ジャンクション」感想と考察

実質タイラズマ回じゃねぇかよ

 前回は実質タイラズマ回。

 体育祭の中で描かれた東の恋愛観、そして東の価値観に平の言葉が影響しているという事が分かった。平の登場は無いに等しかったが、タイラズマ最高と叫ばずにはいられなかった。

 『正反対な君と僕』の傾向として、鈴木谷カップル、西さんと山田、そしてタイラズマの3組がローテーションで注目を浴びることが多い。

 だから、私は思っていた。

 タイラズマ回はまた1か月半後か、と。

 しかし、そんな思惑を良い方向で裏切ってくれるのが『正反対な君と僕』である。終業式というイベントに合わせて、上記3組をそれぞれ描いてくれるのだ。その姿は物語当初からの歩みがそれぞれあり、変化が見えて面白いのである。

山田と西さんの変化

 季節はクリスマス前の終業式。

 山田と西さんはまだ付き合っていない。

 現状はただの同級生の友達。ともすれば、二人が次に顔を合わせるのは新学期となってしまう。そして、それを寂しく感じるくらいには、西さんも恋をしているのだ。

 そんな西さんに口パクでメッセージをすることを伝える山田。

 西さんの方も山田の方を振り返っている当たり完全に両想いのそれである。こんなものを見せられては、読者もニヤニヤが止まらないのである。

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』33話 より

タイラズマ

 皆で帰宅することになる帰宅部の面々。

 しかし、各々家の方向は違うので、当然どこかで別れることになる。そしてその場合、同じ中学校出身であり家の方面が同じ平と東はセットになるのだ。

 平は東と一緒にいるということが慣れないのだろう。

 それは中学校時代に全く別のグループにいた姿を見ているからであり、その文脈が平の中では抜けないのである。

 だから、平は別々に帰るような提案をするのだ。

 「本屋に寄る」という直接的ではない言葉。しかし、平と同じくらい東も人の思考に敏感なタイプである。そのため、東はその言葉を聞いてショックを受けてしまうのだ。

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』33話 より

 カースト下位の中学校時代から変わったからこそ、人一倍人の機微に敏感な平。カースト上位の虫賀高時代を送ったがゆえに人の機微に敏感な東。

 似た者同士の二人がその性質からすれ違いそうになる。

 東はどこで嫌われるようなことをしたか、避けられるようなことをしたかと考え込んでしまう。その様子を見て平は自分の過ちに気付くのだ。

 そして「避けられる」辛さは平自身もよく知っている。

 だからこそ、全速力で東の後を追い、訂正する。罪悪感を抱えながらも、自分の想いを「(本屋に寄るのは)別に今日じゃなくても良い」と伝えるのだ。

 その言葉に東は安堵する訳である。

 ここでしっかり安心しているあたり、東にとって平の存在は友達か恋人かは置いておいても、それなりに大きい存在なのだろう。今週はこのシーンだけで生きていけるレベルである。

集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』33話 より

鈴木と谷

 季節はクリスマス前。

 その言葉は鈴木や谷と言ったカップルにとっては大きな意味を持つ。二人は正真正銘交際中であり、キス未遂の状態で止まっている。これらの関係をどう進めていくべきか、クリスマス何をすべきか。悩みの種は尽きなさそうだ。

 現に谷は平にクリスマスの過ごし方を尋ねている。

 キス未遂でもじもじしてしまう二人。

 しかし、そんな二人のクリスマス回が描かれるのも近そうである。

 間違いなくケーキ回だ。

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』33話 より

主のイチオシシーン

 冬休みの予定が皆無な平。

 皆で冬休みに遊ぼうという言葉に笑顔が出るの、ホンマに可愛すぎん?自発的には誘わないものの、結局平もこの集団が心地よいのは間違いない。

 そして、その一因に東も入っているのだ。

 だからこそ、今回のようにまるで避けているような誤解を与えてしまう言動に気付き、訂正して、自己嫌悪に陥るのだろう。

集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』33話 より

次回更新は

 次回更新は恐らく2023年6月26日(月)になると思われる。

 それまで正座待機。