葉のブログ

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【感想と考察】『正反対な君と僕』37話「考え始めた人」【漫画】

 2023年8月7日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)『正反対な君と僕』最新37話「考え始めた人」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 因みに私の推しはタイラズマです。

 皆でタイラズマを全力ですこりたい。

isoisogingin.hatenablog.com

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37話「考え始めた人」感想と考察

山田の変化

 前回の記事である程度予想した通り、今回は山田と西さんの回。しかし、内容はクリスマスや元日といったイベントではなく、「冬休みの宿題をする」という学生ならではの日常。

 その中で注目すべきは山田の変化だ。

 元より山田は素直に思ったことを口にするタイプである。しかし平の一言によって、西さんのことを好きになってから期間が結構経過していることを認知する。

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』37話 より

 実際問題、二人は連絡先を夏休み前に交換している。そして今は冬休み。勿論、西さんのペースに山田が合わせている節もあるだろう。しかし、ここで山田は不安に襲われるのだ。

 一見順調に仲を深めている山田と西さん。

 しかし、山田が告白をしない限りずっとこの中途半端な関係のままである。そんな山田は「いつ告白をするか」という命題に頭を悩ませるのである。

二人の冬休み

 クラスも違えば、普段遊ぶ友達も違う。

 そんな二人は必然的に会うとなれば予定をこじつける。そんな中で口実として選ばれたのは「図書館で宿題を終わらす」というもの。

 しかし、山田の頭の中は命題でいっぱいだ。

 好きという感情が溢れすぎているのである。

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』37話 より

 山田の一挙手一投足に西さんは恥ずかしがったり、ケラケラと笑ったりする。その様子は可愛いの一言に尽きるだろう。

 上述した通り、山田は思ったことを口にするタイプ。

 そんな山田であっても告白は場所と場合を選ぶのだ。だからこそ、西さんの挙動に対して口には出せない「好き」が脳内で暴れまわっている。その様子がなんとも面白い。

理解して似る

 この物語は人の距離感の描き方が上手だ。

 そしてその中で私が感じるのは、「一緒にいる人間に人は似る」ということだ。勿論良い意味でである。鈴木と谷が付き合うことでお互いを理解し合うと共に谷がより外向的になったり、平に影響されて東が人との関わりを考えるようになったり。

 それは山田と西さんも例外ではない。

 西さんは今まで以上に自分に素直になった。一方で山田は西さんの話す前に考えることに寄っているのだ。そしてそれが一個人の成長のように感じられて、読んでいて面白い。

 (↓この様子など、正しく西さんの様だ)

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』37話 より

 クリスマスの鈴木と谷回。

 宿題を終わらせる山田と西さん回。

 となれば残すはタイラズマではないだろうか。東が鈴木達と一緒に初詣をするという情報は前回出ている。タイラズマの関係もどのように進んでいるか、成長しているか注目していきたい。

主のイチオシシーン

 西さんが前髪を切ったことに山田が気づくシーン。宿題をする中で上目遣いで二人の視線が合う。特に西さんの表情が最高である。

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』37話 より

次回更新は

 次回更新は恐らく2023年8月21日(月)になると思われる。

 それまで正座待機。