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【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.125「僕らは育児する」【漫画】

 2023年7月18日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新125話「僕らは育児する」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 6月までアニメ放映していた『僕ヤバ』。

 なんとアニメ2期の製作も決定のようです!

 最高だ!

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125話「僕らは育児する」感想と考察

合宿の作戦会議

 今回の舞台は小林家。

 勉強合宿の計画のために集まった市川+山田フレンズ。しかし、小林が弟の子守りを任されたために、市川たちも弟らの相手をすることになる。

 ここで問題が。

 どうやら市川は小林弟らに舐められているのだ。そして、市川に嫌がらせをするもそれを芹那が叱ったり、市川が煽ったりするから子供心としては面白くない。

 その結果が相撲である。

 相撲といえば、日本古来より存在する人間が9割裸くらいの状態で身体と身体をぶつけ合うスポーツだ(言い方に語弊はありまくるが)。

 このスポーツでは体格差は絶対。

 市川にとっては負けるほうが難しい。しかし、この場は市川が負けないと収まらない可能性もある。

 少し考えた後、市川は全力でやることを選択する。大人気ないとも言えるが子どもに対して向き合ってるとも言える。これも市川らしさではないか?

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秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.125 より 

 結果はレゴブロックを踏んで倒れた市川の敗北。しかし、子供心は複雑でありながら純粋。市川は小林弟に認められることとなった。

 これは思春期真っ只中であり、大人と子供の狭間で揺れ、誰よりも人の気持ちが分かる市川の良さだ。

山田の展望

 相撲の時然り、最後の写真然り。

 

 恐らく山田は今回の一件を萌子や芹那とは別の視点から見ていた。小林の弟はまだ幼い。だからこそ、「自分達が家族になったら」「自分達に子供ができたら」を想像したに違いない。

 そして、山田は将来を妄想しつつ、今目の前にあるこの瞬間も残しておきたいのだ。山田にとっては全ての瞬間が愛おしいのである。

 以前から度々触れているが、ここら辺は山田の告白文句にもあった。桜井のりお先生のこの漫画を通してのメッセージである。

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秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.125 より 

 そして、山田の写真フォルダが市川の写真で埋まっていく(もう既に埋まっている)ことは想像に難くない。

 Twitterでは市川が山田に面白い自撮りを送信している姿が描かれていた。恐らくこういう写真も全て山田は保存し、大切にしているのだろう。

 そう考えるとニコニコが止まらない。

芹那の心配

 さて、芹那は帰宅時に「安心した」と台詞を残している。これは何に対しての安心かというのは解釈が分かれるところだろうか。

 合宿に市川がついてくることへの安心。子供に対して優しいことへの安心。

 私としては前々回あたりから考察してる通り、芹那は市川と山田が付き合っていることに気づいていることを前提としたい。

 芹那はバレンタイン回で市川が山田の家に既に来たことがあると推理している。また、山田の恋心には気づいており、市川への誕プレを山田が選ぶときにアドバイスまでしている。

 一方で、市川に対してはどこか頼りない印象を持っているだろう。芹那は特に男気が強いタイプの女性だ。だから市川を見極めていたのではないか。

 そして、子供に対しても全力でぶつかるその姿勢を見て「安心した」。つまりは、山田の彼女として認めた。

 少し飛躍しているかもしれない。

 しかし、私はそう解釈した。

主のイチオシシーン

 やはり市川も山田も独占欲が強いタイプ。

 市川はちぃの弟にさえ山田の身体を触らせないように立ち回った。同様に山田も市川を萌子らと二人きりにしたくないのである。

 しっかりハイライトが消えている。

 衝撃の表情だ。

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秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.125 より 

次回更新は

 『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。次回更新は2023年8月1日予定だ。