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【感想と考察】『尾守つみきと奇日常。』47話「つみきさんと球技大会。」【漫画】

 私用により更新が遅れました。

 2024年12月11日にサンデーうぇぶりで『尾守つみきと奇日常。』最新47話「つみきさんと球技大会。」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の感想記事はこちらから。

 

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47話「つみきさんと球技大会。」感想と考察

2組の強さ

 46話で友孝くんとつみきさんのバレー練習が描かれた。そして、遂に迎えた球技大会本番。そこで立ちはだかるのが2組である。2組には海水でパワーアップする揮波さんと蜘蛛の糸を使える最繰さんが居る。

Ⓒ小学館 2024

森下みゆ『尾守つみきと奇日常。』47話

 当然、劣勢だからと言って諦めるようなつみきさんではない。しかし、第1セットは7対25という大差で負けてしまう。そこから友孝くんは何か勝てる具体策が無いかと思案する。

友孝くんの策

 そこで友孝くんが考えた策は「静電気」である。雷漸会長の電気をつみきさんに纏わせて、最繰さんと握手をする。その行動は、最繰さんの蜘蛛の糸の伸縮性を落とすことに繋がる。

Ⓒ小学館 2024

森下みゆ『尾守つみきと奇日常。』47話

 幻人は申請することで、その能力を発揮することが認められている。であれば、その能力切れを狙って策を講じることも立派な戦略である。

 友孝くんが考えたこの作戦は、最繰さんのレシーブを乱れさせ、ドミノ式に揮波さんの体力も削る結果となる。こうして、第1セットとは異なり、24対24のギリギリの勝負が展開される。

 それでも力を振り絞る揮波さんのアタック。それを友孝くんがレシーブを上げるのだ。正しく練習の成果。こうして、第2セットは友孝くんたちが取得し、そのまま次のセットも取りきる。1組の勝利である。

二人のバレーボールラリー

 友孝くんが具体策を考えた。それは、友孝くんが普段以上に「勝ちたい」という感情を持った事実を示す。であれば、友孝くんは何故勝ちたいと思ったのか。

Ⓒ小学館 2024

森下みゆ『尾守つみきと奇日常。』47話

 それは、つみきさんが勝ちたいと願うからに違いない。つまりは、つみきさんの笑顔のためである。そして友孝くんはこの事実に気付くことで、つみきさんの存在が他の人とは異なるということに気付き始める。

 これは物語が動きそうだ。

主のイチオシシーン

 友孝くんがつみきさんの笑顔に感情を動かされるシーン。前回はつみきさんの中で友孝くんが「大切な人」と判明し、今回は友孝くんがつみきさんがその他の人とは扱いが違うことを自覚しつつある。これから物語が動いていきそうだ。

 そして主人公というか、完全にヒロインの表情である。ただ、つみきさんが主人公っぽいので、これはこれで問題ないか。

Ⓒ小学館 2024

森下みゆ『尾守つみきと奇日常。』47話