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【感想と考察】『【推しの子】』115話「役」【漫画】

 2023年4月13日発売「ヤングジャンプNo.20」で『【推しの子】』の最新115話「役」が掲載・更新されています。

 前回の感想記事はこちら。

isoisogingin.hatenablog.com

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 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

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115話「役」感想と考察

アニメも遂に開始

 さて、昨日4月12日より遂にアニメも開始となった。可愛い赤ん坊がオタ芸をする姿はここだけでも注目されること間違いなしの作画と動きである。

 今後はアニメの進行も要チェックだ。

ルビーの『嘘』の解釈

 フリル、あかね、ルビーの3人が集う個人間オーディション。フリルの演技を受けて問われるのは「ルビーにとっての『嘘』の解釈」だ。

 だが、ルビーはそもそも嘘に慣れている。

 演じることも嘘であるとするならば、ルビーの演技力はアクアのお墨付きであるとも言える。それは、アイの娘として生まれてきてから【ルビー】を演じ続けているように、前世では【さりな】という健気な少女を演じたように。

 腹の底にある感情は後回し。

 ルビーはいつだって周りの目を見て演じている。

 だから、ルビーにとっての『嘘』とは、腹の底に隠された負の感情そのもの。周りの目に気を遣って見せないようにしているマイナスの感情なのだ。

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『【推しの子】』115話 より

あかねの演技

 ルビーの演技をあかねは「全然いける」と評する。役者として細かいことを言えばキリがないが、と前提は置くもののルビーの演技を評価しているようだ。

 そのバトンを受けてあかねのターン。

 顕現!!

 毎度、お馴染みである。あかねはアイを憑依させ、アイそのものを演じて見せる。おそらく以下のシーンのポーズは1巻表紙のポーズだろうか。 

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『【推しの子】』115話 より

オーデイションの目的

 だが、演技を始める前にあかねには気になっていることがあるという。その内容とは、不知火フリルの真意だ。あかねは、フリルが元からアイ役をルビーに演じさせるためにこのオーディションを開催したと考えている。

 仮にフリルがアイ役を断ったとしても、その次はあかねに話が回ってしまう。それでフリルだけが断ってもルビーが演じることは確約されない。そこで、あかねを呼んだうえでオーディションを開催した。

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『【推しの子】』115話 より

 あかねの言わんとしていることは分かる。

 だが、上記シーンのあかねの言い回しが気になるのだ。「このオーディションって星野アイ役を決める為のものなんだよ」。いやいやいや、前回そういう話であかねもルビーも集められたと認識していますが!

 そう。このオーディションはアイ役を決める為に集められた。そこは前回から何も変っていない。フリルの「実力を見せた上で納得して演じるため」といった理由が本心ではないだろうといったことが窺えるくらいで、オーディション自体はアイ役決定のために開催されているはずなのだ。

 それなのに、次回へのヒキとなる最後のコマで、あかねが堂々と当たり前の文字列を口から発するものだから、ついツッコミを入れてしまった。

 いや、そんなこと分かっとるねん、と。

 113話でしっかりと、「主演を誰にするか揉めてる」「勝ち負けを実力でつけるために個人間オーディションをする」と描かれてますよね?

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『【推しの子】』113話 より

 

 ↑上記部分について、自分の読み間違いが発覚したので追記アクアは五反田監督とアイの真実を題材に作品作りをしている。しかし、それをルビーは知らない。

 つまり、ルビー視点では五反田監督の新作のオーディションと言われても台本も貰っていないので「主役がアイであること」を知らないのだ。

 それを打ち明ける旨の発言であれば、なるほど合点がいく。これは完全に自分の浅い読みが出ていた。申し訳ない。

 

 ただ、大枠としてはルビーの演技と解釈が描かれ、あかねがアイを顕現させたものの演じるまでは行かずと前回考察した展開通りといった感じである。

 それでは、また次回の感想記事で。

今週の重曹ちゃん

 勿論、今週も出番なしである。

 これもまた予想通り。

次回更新は

  次回更新は2023年4月20日(木)です。