2023年4月17日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)で『正反対な君と僕』最新29話「ほいっぽ」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。
前回の記事はこちらから。
因みに私の推しはタイラズマです。
皆でタイラズマを全力ですこっていこう。
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29話「ほいっぽ」感想と考察
修学旅行を終えて
修学旅行。
それは生徒の一大イベント。
生徒それぞれに大なり小なり変化が訪れる。そしてその変化が前回までおよそ3~4話かけて描かれた。つまるところ「ほいっぽ」。少しずつの前進。
西さんと山田はデートの約束をした。タイラズマは東が少しだけ明るくなった。鈴木と谷は「名前呼び」に成功した。
各々が各々の歩幅で前進した。
しかし、変化は急激に起こるものではない。名前呼びなんてしてみたところで、その日から全てその変化に順応できはしない。
ここら辺のスピード感はリアルかつ繊細に人の心情と変化が描かれていると感じる。『正反対な君と僕』という作品の良さであろう。
『正反対な君と僕』29話 より
谷とクラス
何も修学旅行による変化は仲の良いメンツに限らない。むしろ連夜寝食を共にすることで、普段話さないような絡みが増えるのもこの世の常。
修学旅行の写真販売では谷を先頭に男子で写真を撮っていることが判明する。
『正反対な君と僕』29話 より
これもある意味鈴木との出会いが生んだ変化だ。
文字通り正反対。似たような感性やお互いに認め合う良さがありつつも、客観的には正反対に映る。
その根拠は本作の初期に遡る。平が初めて鈴木と谷が付き合っていることを知ったときの反応が物語っている。(平は特に陰キャ陽キャを気にするタイプというのもあるが)
なので、二人の恋愛は周りの見る目も変えているのだ。「暗い話しかけ辛い奴」から写真撮影で弄られるくらいには仲の良い、距離感のつかめる人が増えたのだろう。
鈴木と谷の変化
変化は急には起きない。
しかし、一度起こした変化を逃したくないのも、また人の心である。せっかく名前呼びを成し遂げたのに名字呼びに戻ってしまうのは悲しい。
だから、鈴木は挑戦する。
呼び捨てでも「ちゃん」付けでもどちらでも呼んで良いとパスを出すのだ。鈴木らしからぬ華麗なパス!
ただ、迷った時は呼び捨てで、と。敢えて谷が恥ずかしそうな方を勧める。この表情が最高すぎる!
『正反対な君と僕』29話 より
この二人の関係性はなんて良いものだろうか!お互いが認め合っているものの、どこか他人行儀な距離感であった。それは「初めて」の彼氏彼女であることが要因として大きいのは間違いない。
それが修学旅行というイベントを通して、また一つ縮まった。最後に見せる谷の自然な笑顔がその証明である。
主のイチオシシーン
山田と西さんが手を振りあうシーンもかなり良かった。しかし、何度も言うが私はタイラズマ推しなのだ。
このシーン。
東が鈴木と仲が良いということは今までにも幾つか描かれている。だから鈴木が東の負のオーラが減ったことに感づくのはおかしいことではない。
しかし、平の方が先に気づいたのだ。
この事実にタイラズマ推しの私は大歓喜。勿論、タイラズマは必ずしも恋愛的な意味で付き合わなくても良いと考える。
それでも、仲の良い鈴木よりも平の方が先に東の変化に気づいた。しかも、その変化に影響したのは自覚はしていないが平自身なのだ。
ニヤニヤが止まらない。(単刀直入に)
『正反対な君と僕』29話 より
次回更新は
次回更新は恐らく2023年5月1日(月)になると思われる。
それまで正座待機。