2023年4月11日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で『僕の心のヤバイやつ』最新118話「僕は壁を作っていた」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。
前回の感想記事はこちらから。
現在、はてなブログの『漫画』グループランキングに参加しております。宜しければクリックしていただけますと、励みになります!
アニメも放映中で見逃せない!
山田…優勝だ…🏆#僕ヤバ pic.twitter.com/7Q6XPdVCsE
— 桜井のりお@僕ヤバ⑧3/8発売&TVアニメ4/1から (@lovely_pig328) 2023年4月1日
118話「僕は壁を作っていた」感想と考察
旧友への紹介
旧友であり級友。
文字通り、木下は市川にとっては過去の同級生である。それも小学校時代の。そして中学受験に失敗した経験を持つ市川にとっては一つ大きなしこりでもある。
そんな木下と山田の邂逅。
市川は「クラスの友達」として山田を紹介する。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.118 より
というのも、昔のノリであれば市川は山田のようなキラキラ女子とは無縁の存在なのだ。簡単に言うならば嫌われたくない。いや、〈また〉嫌われたくない、か。
しかし、そんな市川も気づいているのだ。
中学進学を気に疎遠になった。その始まりは、自分が受験に失敗した後、2人の友達を避けていたことに起因するからだ。自らの弱さから逃げ、その結果として人付き合いが怖くなった。
それが、今までの市川である。
山田に「猫みたい」と評される市川の源流はそこにある。小学校から中学校へ上がる多感な時期での失敗と周囲に目を配れる性格が災いして拗らせた。
市川は自覚して前を向ける
しかし、市川は成長した。
山田と出会い、自分の弱さとにらめっこして。
少しずつではあるが歩みを進めた。
だから、市川はそれを曲げることはしない。かつて離れていったのは、自分の方だったから、謝るのは自分の方なのだ。旧友であり、親友であった友に向けて。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.118 より
そして、市川は自覚している。
既に「山田の彼氏」である。
ならば、そこも正直に伝える。嘘は付かない。
真っすぐな市川らしい一面だと思う。
(共学カップルを羨むのも男子校あるあるwww)
『僕の心のヤバイやつ』Karte.118 より
彼氏と彼女
そう。既に市川と山田は付き合っている。
だからナンパの前で手を引いて連れ出すなんてことも市川は合法なのだ。勿論、法に定められている訳ではない。むしろこれはラブコメ彼氏の義務とも言える。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.118 より
市川は山田が気を遣ったのを分かっているし、山田は市川が少し気分が晴れていることを分かっている。ライブに向かう二人の会話はどことなく”お互いを分かっている感”が出ている。
この”分かっている感”。とても尊い。
市川は木下と仲直りしただけではない。木下に彼女を自慢できたというのもあるのだろう。そんなところも初カップルらしいというか、市川らしいというか。
主のイチオシシーン
紹介を求める山田。
顔も可愛い。
仕草も可愛い。
「彼女」と紹介してほしい。
全てが可愛い役満である。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.118 より
次回更新は
『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。次回更新は2022年4月25日予定だ。