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【感想と考察】『【推しの子】』110話「それが始まり」【漫画】

 2023年3月2日発売「ヤングジャンプNo.14」で『【推しの子】』の最新110話「それが始まり」が掲載・更新されています。

 前回の感想記事はこちら。

isoisogingin.hatenablog.com

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 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

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110話「それが始まり」感想と考察

映画の始まり

 アクアが「復讐」と称する映画製作。

 しかし、それを始めたのはアクアではないことが判明する。五反田監督の回想で語られるかつての記憶では、他の誰でもないアイ自信からの提案であるのだ。

 旧「B小町」のドキュメンタリー映画。

 半ば無理矢理という形で撮り溜めされていった映像を五反田監督は1つの映画へと作り上げていく。しかし、上映目前にしてあの殺人事件が起こったようだ。

 それに応じて企画は流れた。

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『【推しの子】』110話 より

 撮影時、五反田監督はアイに対して条件を出していた。

 「嘘で塗り固めない」

 ドキュメンタリー映画を作成するからには本物のアイを撮る。

 そんな決意のもとで作成されたものである。つまりは、アイが芸能界に入るまで荒れていたこと、ある男と出会ったことなど、芸能界の闇を含めて多くの「隠し事」が描かれているのは間違いない。

 アイが亡くなったことで、世に出るはずだった「真実」は隠された。で、あるならば、それを世の明るみに放り出す必要がある。それがアクアの願いであり、復讐の1つなのだろうか。

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『【推しの子】』110話 より

映画「企画」の始まり

 つまりは、映画の元はアイの真実であり、映画の構成は五反田監督がかねてより作成していたのだ。それを実際の人物を映すか、映画として役者に演じてもらうかの違いである。

 しかし、アイが亡くなった今、実際の人物を映すことは不可能だ。だから、役者を使う。

 そのために、アクアは鏑木Pに企画を提案するのだ。

 センシティブで憶測ありきの物語。

 アイ本人が語ったという事実とアイの息子であるアクアが脚本を書いたという事実。根拠と言うには不確かではあるが、鏑木Pはその提案を呑む。

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『【推しの子】』110話 より

 そこからは、話が早い。

 物語序盤から、アクアと鏑木Pは繋がりを作ってきた。

 アクアが呼ばれる作品には、鏑木Pの息がかかっている。同様に、かつて登場したキャラクターにも鏑木Pの息がかかっている。鏑木Pがプロデュースするのなら、当然全員集合という訳だ。

 黒川あかね結局関わるんか~い!

 重曹も結局関わるんか~い!!

 今までのヒロイン押し問答や、アクアとの離縁だ和解だなんだは何だったのか。甚だ疑問ではあるが、雑に最終章的展開ではあると感じた。

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『【推しの子】』110話 より

今週の重曹ちゃん

 重曹が出演するのは未来軸のインタビューより確定していたが、「B小町」メンバー役って。かつてアイがB小町の中でも浮き気味みたいな描写もあった気がするけど。

 そうなると、あかねの影に隠れるような形になる訳で。

なんか納得いかない気もするが、まぁもうええか。

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『【推しの子】』110話 より

次回更新は

 次回更新は2023年3月9日(木)予定です。