葉のブログ

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【感想と考察】『【推しの子】』96話「白薔薇」【漫画】

 これは地雷回www

 2022年10月6日発売「ヤングジャンプNo.45」で『【推しの子】』の最新96話「白薔薇」が掲載・更新されています。

 前回の感想記事はこちら。

isoisogingin.hatenablog.com

isoisogingin.hatenablog.com

 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、ちょうど一年ほど前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

isoisogingin.hatenablog.com

96話「白薔薇」感想と考察

私にとっては地雷回

 以前から重曹派を公言する私としては、確定の地雷回。重曹を泣かせておいてからのあかね回。またもや重曹は放置されるのだ。

 確かに先週からあかねの影は感じていた。

 しかし、それは例えば重曹に謝るような過程の中で現れると思っていた。真実の暴露役として、実はアクア以外は気づいていた、みたいな。

 蓋を開けてみたらビックリ。

 重曹の影は1ミリも見当たらない。どうやらあかねは日本映画賞の授賞式らしい。アクアと通話する中で、夜に会いたいと尋ねるが、アクアは拒否する。当のアクアは犯人が生き残っているという驚愕(笑)の真実からか、重曹を泣かせた後悔からか(これはこじつけ)部屋をぐちゃぐちゃにする荒れ模様。

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『【推しの子】』96話 より 

 開幕から想定と違った。

 思わず(´・ω・`)となった。

 そして、犯人探しではありとあらゆることを察するのに、彼氏の感情は察せない。勿論電話越しであるが、あかねはもう少し普段からそういう機微を感じ取っても良いと思ったり思わなかったり。

名探偵あかね

 あかねは授賞式の中で、アクアに似た人物を見つける。劇団ララライのOBであるという彼は、白い薔薇をプレゼントしに来たらしい。あかねが見せる「嘘を真実だと思わせる力」はどうやら真犯人も持っているようだ。

 そんなあかねは「私の中にある再現したアイの感情」という二重人格もとい名探偵コ〇ンも衝撃の超能力で真犯人と思われる人物にたどり着いてしまう。その際に白い薔薇という伏線に気付いたようなのだが、当然あかねは現場には居なかった。

 ネットニュースなどの記事に「白い薔薇を持った犯人が~」などと書かれていることになるが、これは想像するだけで一生笑える。(細かすぎるでしょ)

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『【推しの子】』96話 より 

 心の中のアイを顕現させたあかねはそのままアクアと父親として合点が行く部分を次々と見つけ出していく。本当に金田一少年もビックリだ。

 カミキ ヒカルという名前らしい。

 しかも、アイが妊娠した当時15歳なのだ。

 (15歳はしっかりアウト!!)

 直角よりも鋭い曲りで復讐相手の素性を突き止める展開。どんな展開であっても、あかねを登場させて、心の中のアイを顕現させれば真実に辿り着けるのであるから、「ミステリーパート」とやらは存在しないに等しい。ミステリー要素があると錯覚していたのは私だけか。

白い薔薇

 あかねが自然と「白薔薇」を伏線の様に用いていたことに、笑いが止まらなかった私であるが、花が出たら花言葉をググるのは義務である。

 白い薔薇の花言葉は相思相愛、純潔、無邪気という意味。「いつもあなたを想っています」や「私はあなたに相応しい」と言ったフレーズもある。

 花言葉から大層な考察は出来ないであろうが、アクアの父親はしっかりとアイを好きだったらしい。好きすぎて殺すくらいなのかもしれない。人を殺した時点でその背景等わりとどうでも良いのだが。

 さて、どうやら「カミキ ヒカル」はアイのことがとても好きらしい。殺してしまうほどに好きらしい。で、あるならば、殺人の動機はアイであるが、そのアイはこの世にもう存在しない。

 で、あるならば真犯人を突き止めたとして、アクアはどう行動するのだろう。あるいは、アイを顕現させるほどの、嘘を真実だと思わせるほどの超能力(笑)があるあかねが殺されでもしたら、アクアは復讐を始めるのだろうか。

 アイを好きな人が、アイを偽るあかねを殺し、あかねと嘘の恋人だったアクアがそれを復讐の動機にする。

 滑稽も滑稽。

 シェイクスピアもビックリの滑稽さである。

 では、あかねはどう行動するか。アクアに復讐をしてほしくないなら、当然であるが自分も触れない方が一番気づかれにくいのではないか。しかし、一人で行動を起こすかもしれない。そうなると死亡フラグがビンビンであるが、真犯人カミキとしても上述した通り殺す理由がない。

 逆に、祝いとしてあかねに送った白薔薇は、アイを顕現させるあかねへのラブレターと仮定する。そうなると、カミキはアイではなく「アイっぽい人」が好きな訳で、見事に花言葉とは離れた笑劇である。

 適当にあしらわれて、アクアはあかねとカミキの繋がりを知ってしまう。そこからあかねの信頼が下がっていくくらいが妥当な展開予想であろうか。本当にあかねが殺されでもしたら、上述した通り滑稽すぎて読む気すら冷めるかも。

今週の重曹ちゃん

 登場なし!

 登場を期待していた分、反動がでかい。