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【感想と考察】『【推しの子】』47話「職場訪問」【漫画】

 2021年2021年6月17日発売の「ヤングジャンプNo.29」で『【推しの子】』の最新47話「職場訪問」が掲載され、更新されています。

 前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 

 

47話「職場訪問」感想と考察

クリエイターの9割は三流 

 アビ子先生が語るこの論理。難しいですよね。何を持って駄作、何を持って秀作とするかに寄ると思います。例えば、この感想記事を書いている私自身も二次創作的にはなりますが、広義ではクリエイターに分類されるでしょう。私としてはお金が稼げなくとも自身の頭の整理のような感覚でこの記事を書いて、偶にこの記事を読んだ人がくれる反応などで満足してしまう訳ですが、社会の構造が資本主義である以上その評価は邪道であると言えるでしょう。つまり、この社会において「才能を認めてもらう=お金が稼げる」であると言っても過言ではないのです。そして 挫折経験がないまま成功してしまった人は、お金が稼げるようになってしまった人は天狗になるというのも必然。そもそも自身の才覚を信じた結果が目の前にある訳でそれ以外を信じる理由がないのも頷けます。だからこそアビ子先生を動かすのがとても難しいのだろう。


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『【推しの子】』47話 より

 

仲間の言葉

 仕事において上司の言葉はすんなり入らないのに、同期から言われると耳を傾けることもある。つまり、人間はより近しい(信頼している)人の言葉を聞き入れるのも必然であるのだ。

 そこから導き出されるアクアの結論はアビ子先生を説得するために師匠と謳われる吉祥寺先生の方からお願いをするというものであった。「今日あま」を乗り越えたアクアであるからこその繋がりであるが、同業者は気持ちが分かりあえるものであり、吉祥寺先生はアクアの申し出を断ってしまう。そこでアクアは最後にアビ子先生への贈り物を渡すようにお願いするのだ。


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『【推しの子】』47話 より

 ちなみに、吉祥寺先生の言葉になかなかの実感がこもっていることから赤坂アカ先生の想いの強さと言うものが分かる。「週刊連載は人間のやる仕事ではない」「編集の仕事は漫画を終わらせないこと」「俳優の年齢をみて若いと感じること」どこまでが赤坂アカ先生の心の内にあるものか分からないが、全く無関係ではないだろう。 

 

アビ子先生への贈り物は?

 では、アクアは一体何を渡してほしいのだろうか?封筒に入っていることから手紙のようなサイズ感であることが分かる。以上の情報とここまでの話を踏まえた結果として一番有力なのは劇のチケットであろう。アクア自身が実際に劇場を訪れて知った、最先端の技術、原作と変化させることで「劇」というメディアとしての完成度、それらを実際に自分の目で見て体感するという感動、これらを伝えることで自身と同じように劇という媒体に対する観方が変わるだろうというものが一番考えられるだろう。

 

 

今週の重曹ちゃん 

 あかねに対して「吉祥寺先生と仲が良い」アピールをする重曹ちゃん。恋敵として少しでも自信を優秀であると見せようとするその感じ。最高です。


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『【推しの子】』47話 より