葉のブログ

忙しい合間にも漫画とか映画とか

MENU

【感想と考察】『【推しの子】』46話「箱」【漫画】

 2021年2021年6月10日発売の「ヤングジャンプNo.28」で『【推しの子】』の最新46話「箱」が掲載され、更新されています。一週空いて、待ちに待った『【推しの子】』の感想を書き殴っていきたいと思います。

 前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 

 

 

 

46話「箱」感想と考察

舞台のイメージ


f:id:isoisogingin:20210610002940j:image

『【推しの子】』46話 より

 

  最新話ではストーリーの展開としては予想していた通りのものだったろう。原作者がNGを出してストップした企画に対してアクアが何かしら働きかけていく。しかし、読者の多くは当のアクアと同じように「舞台」の進化を知った人が多いのではないだろうか。

 舞台に対してそれほど関心がないアクアに対してあかねが連れ出すことで始まった舞台デート。それは「ステージアラウンド」という近年の舞台技術の進化を示すものであった。私自身も「ステージアラウンド」で思わずググってしまった。

ステージアラウンドとは|TBSテレビ:IHI STAGE AROUND TOKYO

上のリンクから飛べば分かる通り、ステージアラウンドとはその文字通り「ステージがが360度周囲にある」のだ。アクアが驚いている通り、映像もあり、場面転換は素早く、客席自体が回り揺れる。この技術を私自身は体感したことがないのだが、アクアの表情から気になってしまう。映画なども4DXなど進化していく中、舞台の進化がここまでいっているとは正直驚きであった。アクアに自身を反映させて読むことができてしまった。

 


f:id:isoisogingin:20210610002945j:image

『【推しの子】』46話 より

 

アクアが掛けた電話の相手は?

 原作者は自身の作品からの目線があり、脚本家は上述したような舞台の装置を知った上での目線がある。人間だからこそ、神の視点で物事を見ることはできず、それを補うコミュニケーションにも不和が生まれる。舞台をより良い作品にするため、アクアが電話を掛けた訳であるが、果たして誰に掛けたのだろうか?

 舞台役者から小突くことはできないので隣にいるあかねは勿論、重曹ちゃんやその他同年代の役者は違うだろう。そうなると、アクアの伝手として考えられるのは鏑木Pか『今日あま』の原作者である吉祥寺先生くらいだろうか。吉祥寺先生と連絡先を好感しているような描写はないので、そう考えると鏑木Pを通してアビ子先生に繋がるのが妥当であろうか。なんにせよ来週からアクアの「橋渡し」が始まるのは間違いないので楽しみである。

 


f:id:isoisogingin:20210610002949j:image

『【推しの子】』46話 より

 

今週の重曹ちゃん

  なんと、1コマも出番なし!!